東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo

Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264 https://www.bunkamura.co.jp

10月1日(木)まで

『ポルトガル、夏の終わり』  シニカルでメランコリック。イザベル・ユペールが演じる主人公フランキーを表現すると、こんな感じだ。職業は、女優。見ているうちに、フランキーにイザベル・ユペール本人を重ねてしまい、この映画がフィクションであることを忘れかけてしまう瞬間がある。残暑という季節、ポルトガルのシントラという場所、死期を悟った女優というテーマ。この3つのパズルの切れ端をつなぎ合わせることができるのは、彼女の他にはいないのではないだろうか。アラン・パーカー監督が彼女を念頭に置いて脚本を書いたと後で知り、納得した。  この水を飲むと結婚できると言われた”結婚の泉”、”リンゴの浜”と呼ばれるマサンス海岸、そして大陸の西の果て”ロカ岬”…… 朝から夕方までの陽の移ろいが、シントラの豊かな自然と深い歴史を縁取る