フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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マルグリット・フランス、オーケストラ指揮者・音楽学校経営者・音楽団体主催者
投稿日 2009年1月1日
最後に更新されたのは 2016年10月19日
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マルグリット・フランス:フランス音楽を奏でよう!
 
音楽、また音楽、いつも音楽。もちろんクラシック音楽!これが東京に30年余り住んでいるエネルギーの塊、マルグリット・フランスのライトモチーフなのだろう。
 
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フラン・パルレ:あなたは音楽に関する多くの活動を同時進行されていますね:演奏家、オーケストラ指揮、音楽学校経営、音楽団体主催など。どのようにこなされているのですか?
マルグリット・フランス:それは私自身、毎日自問していることです。私もどうやってこなしているのか分からないけど、出来てしまうのです。私は長い間、とても助けられてきたのですが、全く援助のない期間がありました。今も私は(仕事の)指揮をとる時、少し一人ぼっちだと、完全にではないけれども、ほとんど一人だと感じます。それでもやり遂げることが出来るのは、根底に情熱、使命感、フランス音楽と文化を広めようという意識が本当に強くあるので、そこから全ての力をもらえるのです。その気持ちがそこに向かわせるのです。私は体重が45キロしかないけれど、何とか出来ています。平行して私は自分の本来のキャリア、バイオリンとヴィオラのソリストとしてのキャリアも続けています。リサイタルでピアノと共演したり、私のオーケストラと共演したりしますが、ソリストとしては室内楽を結成しています。私は性格的にとても室内楽に合っているし、みんなとアンサンブルで演奏するのが好きです。私はとても良い友人に恵まれているので、しょっちゅう小編成でコンサートをします:トリオやカルテットにピアノ伴奏をつけたり、つけなかったり。これがとても好きなのです。これは私にとっての楽しみなのです。
 
フラン・パルレ:あなたは楽器を3歳から習い始められたそうですね。その年齢は理想的ですか?
マルグリット・フランス:3歳は、小さいですね、身体的には、小さいです。でも私は生まれる前から音楽を聞いていたのです。だからおそらく、私は3歳の年には楽器を触り始めたのでしょう。それに私は既に歌い始めていましたし、音符も分かっていました。まあ初めての楽器は、ピアノで、一本指で弾きました。弦楽器については、一目惚れで、7歳から始めました。私はピアノを続けましたが、私の専攻は弦楽器です:バイオリンとビオラを専門に勉強しました。
 
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フラン・パルレ:あなたはオーケストラと共演されます。今までも色々共演してこられましたね、たとえばスイスでのように…
マルグリット・フランス:スイスでは、エルネスト・アンセルメ時代のスイス・ロマンド管弦楽団に入りました。それは昨日の事ではありませんが、当時はこのオーケストラの最盛期でした。全くラッキーで、偶然な事に、私はある国際コンクールを受けるためにジュネーブにいて、その最終選考がオーケストラとの共演だったのです。私は演奏し、そこにいたエルネスト・アンセルメが私に言ったのです:ところで、一つ空きがあるのだけど、良かったら来ませんか。私はこうして入団したのです…他の人たちはあまり気に入らなかったようですが、まあそれはたいした事ではありません。私はそこに10年余り居ました。エルネスト・アンセルメにとって、それは最期の方で、彼は既に高齢でした。彼は素晴らしかったです。私は2,3年の間にものすごく勉強させてもらいました。その後、他の指揮者を何人か迎えました。オーケストラは有名でしたが、そこには(アンセルメ時代のような)オーラもカリスマ性もありませんでした。私は入団が叶って、約2年間アンセルメと仕事が出来て本当にラッキーでした。
 
フラン・パルレ:ヨーロッパの交響楽団と日本の交響楽団は同じ感じですか?
マルグリット・フランス:全然、それは全く違います。私はこう言っていいのかわからないけど、ヨーロッパの交響楽団は音楽を作ろうと試みています。私は試みている、と確かに言いましたけれども、一般に彼らが音楽を作ろうとする時、上手く行く時もあるけれど、時々あまり良くない時もあります。ここ、日本では、音楽そのものを見つけるのがとてもとても難しいです。注目すべき技術の完璧さは認められますし、沢山練習をします。まちがった音を演奏することは許されませんし、ヨーロッパに比べてもっとずっと完璧主義です。正直、音楽は指揮者に依る所が大きく、指揮者が音楽家でない場合は、オーケストラは音楽を作る事が出来ないのです。それに対してヨーロッパでは、指揮者がまずくても、オーケストラは自由にやり、気持ち良く演奏し、まちがった音を演奏したとしても気にしない。さらにこんな逸話があります、私がエルネスト・アンセルメとブラームスの交響曲を録音していた時のことです。音楽的に素晴らしいテイクが録れたのですが、たいしたことのないほんの小さな調子外れの音が混じっていたのです、それがトランペットだかホルンだったか私はもう覚えてないですが。レコード会社は、当時はデッカという会社でしたが、再度やり直しを求めたのです。それにエルネスト・アンセルメは、彼はノーと言ったのです。あんなに美しいブラームスは二度出来ないと。私たちはその調子外れの音が入ったまま続けました。調子外れの音はレコードに入っていますが、たいしたことはありません、慣れます。これがヨーロッパ流の概念です。まずは音楽ありき、です。
 
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フラン・パルレ:今後の大きな企画はどんなものがありますか?
マルグリット・フランス:私たちはオペラ「ファウスト」を比較的上手く終えることが出来たところです。それは私がここ日本で催した5番目のオペラです。私はフランスのオペラのシリーズを手がけたいのです。なぜなら確かに昔はいくつか上演していましたし、カルメンは頻繁に上演しています。だからカルメンはやりません、みんながやっていますから。でも素晴らしいオペラが沢山あるのです。次回もまたグノーのものを上演するでしょう。なぜならそれは本当に美しくて、骨を折る価値があるからです。それはとても手間のかかる大きな作品なので、その間に、私はフランスバロック音楽の作品をやろうと考えています。リュリやラモー等、素晴らしい作品ですがここでは誰も演奏していませんし、だいたい誰も知らないと思うのです。それは見事な音楽です。フランス語という点ではちょっと難しいかもしれませんが、とにかく、フランス語で歌えなければなりません。でも習えばいいことですから。グノーまたはマスネ(のオペラ)を準備している間の企画はフランスの作品で、ルイ14世、ベルサイユ時代のものになるでしょう。私は何も恐いものはないのです。
 
フラン・パルレ:何故あなたはフランスのレパートリーを前面に出されるのですか?
マルグリット・フランス:私は国粋主義者ではないけれど、それは私が学んできたものだからです。まず、フランス音楽とは、何か?それはやはりヨーロッパのものですね。でもフランス音楽は、まずは音色の追求であると言えます。これがとても重要です。フランス音楽は50˜60年代の日本において大変な成功をおさめました。それに偉大なソリスト、サムソン・フランソワ(ピアニスト)や、私の師事したガロワ・モンブラン(ヴァイオリニスト・作曲家)等のおかげでもあります。その後、何故だかわかりませんが、私にとっては少し不思議に思える理由から、フランス音楽のブームは少し弱まったのです。私はそれに気づいた時から、そこでバトンを引き継がなければならない、と分かったのです。ドイツ音楽やイタリア音楽はみんなが演奏して、とても上手くいっていますが、フランス音楽は、とてもとても美しいのに、もはや注目されなくなっています。だから宣教師か、ジャンヌ・ダルクにでもなったつもりで、フランス音楽が見捨てられないようにするのです。
 
2009年1月
インタヴュー:プリュウ・エリック
翻訳:粟野みゆき



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