2014年の干支である馬年を祝って、写真家アントワーヌ・プーペルの作品が、渋谷、金王八幡神社にて展示される。
アントワーヌ・プーペルは、1956年ルアーブル生まれの著名な写真家であり、これまで日仏両国で数多くの展覧会を開いてきた。フラン・パルレでは、92号でインタビューを行っている。
「HORSE/馬」と題された今回の展示は、フランスの有名な騎馬スペクタクルであるジンガロを撮影したものだ。ジンガロとは、バルタバスを創始者とする騎馬劇団である。様々な民族や文化の要素を取り入れ、アートと馬術を融合させた独自のパフォーマンスを展開している。プーペルはこのショーを20年以上も追いかけて、その世界を深く追求し、ジンガロのイメージを不朽のものとした。ショーの美しさだけではなく、騎手と馬との信頼に満ちた関係をも捉えた写真は、観る者を強く惹き付ける。
会場である金王八幡神社は9世紀に渋谷で建立され、現在は神道神社としての伝統的な役割を保ちつつも、地域の文化施設としても機能している。今回、金王八幡神社は古代からの能舞台の補修工事を終え、「CHEVAL/馬」展がその改修後初となる芸術イベントとなる。
金王八幡神社
2014年3月5日(水)〜25日(火)
9:00〜17:00
お問い合わせ:A.R.T 090-5992-6669
e-mail: a.r.t.548@icloud.com