舞台は、パリ郊外の平凡な家庭。
母親は強制的で子どもたちを抑圧する典型的な母親。ある日突然長女は、自分が名高いフランスの女優、カトリーヌ・ドヌーヴであると宣言する。次女の方は、リストカットをし、架空の客に向かってシャンソンを歌い続ける。息子は沈黙の殻に閉じこもり一言も口をきかない…
「私もカトリーヌ・ドヌーヴ」は、横暴な母親に耐えられなくなった子供たちが巻き起こす、家庭の破綻を描いた物語である。
作・演出は、ピエール・ノット。劇作家、演出家、俳優、音楽家といった多彩な顔を持ち、現代フランス演劇に大きな刺激を与え続けている演劇人である。フラン・パルレでも、以前、インタビューを行っている。(http://www.franc-parler.jp/spip.php...)
今回の作品では、ピエール・ノット自身が作曲した美しいシャンソンにのせて、狂おしくも愛おしい世界が展開される。
パリ郊外の平凡な家庭が崩壊していくという悲劇的な喜劇となっているが、家族問題は普遍的な課題であり、日本人にとっても他人事ではない。そして、この作品はまた、現代社会において、個人のアイデンティティの確立の難しさを浮き彫りにしている。現代の私たちが抱える問題を鋭く描き出した衝撃的な作品である。
Moi aussi je suis Catherine Deneuve de Pierre Notte (en japonais) interview
上野ストアハウス
2015年9月16日(水) 19:00開演
9月17日(木) 14:00/19:00開演
9月18日(金) 19:00開演
9月19日(土) 14:00/19:00開演
9月20日(日) 14:00開演
前売:4800円 当日:5000円 学生:3500円 台東区民:4500円
お問い合わせ:「私もカトリーヌ・ドヌーヴ」を上演する会 090-3474-7999
「私もカトリーヌ・ドヌーヴ」公演招待券を9月16日〜19日の19:00の回を各日1組2名様、計4組8名様にプレゼント!!
<応募方法>
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メールにてご応募下さい。
件名には下記の質問の答えをフランス語で記入し、またメッセージ欄にはお名前(ローマ字、日本語)と観劇可能な日(複数可)を明記してご応募下さい。
質問「Qui est l’auteur de la pièce? 」
締め切りは2015年9月4日(金)です。