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La francophonie au Japon

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ニコラ・ド・クレシー、BD(バンド・デシネ)作家
投稿日 2008年4月1日
最後に更新されたのは 2016年7月29日
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ニコラ・ド・クレシー:吹き出し有りか、無しか?
 
アニメーションでもバンド・デシネ(BD(ベー・デー):フランス語圏のコミック)でも、そのイラストやグラフィックでの語りはニコラ・ド・クレシーにとってはお手の物だ。彼の京都での滞在は何をもたらすだろうか?
 
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© Franc-Parler
フラン・パルレ:あなたの絵とは反対に、ごく普通のインタビューになりますが。あなたはアングレーム美術学校バンド・デシネコースの第一期生の一人でいらっしゃいました。そのコースについてお話いただけますか?
ニコラ・ド・クレシー:まあ、そこでは何もなかったですね。全く何も、一つも…そこには行かなかったです。とにかくそこには通って、授業のようなものはあったけれども、バンド・デシネは習うものではないので。一般的には、自分で何とかするのに必要な道具を持って行くのです。だから、(そのコースの)有用な点は、ものをつくったり、お互いに見せ合ったりする時の生徒同士のモチベーションだったのです。つまりは先生と生徒の関係というよりも生徒間のモチベーションであったのです。
 
フラン・パルレ:あなたがバンド・デシネをやりたいと言ったときのあなたのご家族の反応はどんなものでしたか?
ニコラ・ド・クレシー:その時には家族はわかっていました。だから、私がそれをやりたいと言った時に問題になることはありませんでした。私の両親は子供達がやりたいことについて、常に支えてくれました。なので、それはとてもうまく行きました。
 
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フラン・パルレ:良かったですね。この道を選ぶにあたり、あなたにとりわけ影響を与えたイラストレーターは居ますか?どんなきっかけだったのですか?
ニコラ・ド・クレシー:それについては、思い出すのに並外れた努力が必要です。というか、実際、私は常に絵を描くことに情熱を覚えてきましたし、絵は私にとって、それは常に、物語を語る手段であったのです。だから、バンド・デシネは、私にとって、あたりまえのことでした。だから様々なものの影響を受けて、そう、沢山ありましたが、あまりに色々あるので、その名前を挙げることが出来ないほどです。バンド・デシネには私が興味を抱くものが沢山ありました。
 
フラン・パルレ:物語を語るのに、あなたは様々な方法を用いられてますね…ときには、文章を全く省いていらっしゃいます。
ニコラ・ド・クレシー:そうですね、私がそのようなバンド・デシネ(Prosopopusプロソポプス)を描いたのは、純粋な語りの訓練だったからです。私は文章を全く使わずにある程度複雑なシナリオを持つ物語を伝えることが出来るものだろうかと自問していました。だからそれは一つの実験だったのです。私の本の一つ一つがそうであるように。そうです、それは全く語りの純粋な訓練でした、だいたい私はそれを日本の語りの方法から影響を受けたのです。それはとてもとても詳細な表現です。それはとてもよい訓練で、私はそれをとても楽しんでやりました。
 
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フラン・パルレ:毎回、あなたは新しいスタイルを試して、新しい冒険を始めますね。あなたの読者が途方に暮れてしまう恐れはありませんか?
ニコラ・ド・クレシー:私は作品を作るとき大衆のことは考えません。私にとって興味がある事は、探求するものがあるということと、自分の仕事に対して自分が退屈しないということです。その後で、大衆が、ついて来るか、ついて来ないか、です。結局は、それは、大衆は、あまりにも曖昧な概念ですから、それについて全く気にかけない方が私は、いいのです。だから、私にとっての関心事は、画法や語りに関して個人的な探求が出来る事で、新しいものしか興味をそそられないのです。私は一つのシステムに組み込まれることを避けたいのです。そのシステムは…何て言ったらいいのでしょう?自分自身の仕事の勤め人になることです、バンド・デシネの場合はしばしばそうなるように。つまり、登場人物を見つけて、その一連のシリーズを作り、それを一生続けるということで、私はそれを全く不気味な事だと思うのです。勤め人生活には、興味がないのです。
 
フラン・パルレ:他のバンド・デシネでは、あなたは色使いにこだわっていますね。色は直接塗るのですか…
ニコラ・ド・クレシー:様々なテクニックがあります。アクリル絵の具、水彩、インク、グワッシュがあります。私は試せるものは全て少しずつ試しました。なので、まさにそれぞれの本で、異なるテクニックを試しに使っているのです。だから、それで私はほぼ一通りやったと思います。なぜなら私はコンピューター上で色をつけるのも試しましたし、油絵の具を使ったバンド・デシネ以外は、全てやったと思います。
 
フラン・パルレ:絵画があなたをルーヴル美術館とのコラボレーション作品(Période glaciaire氷河期)に繋げたのですか?
ニコラ・ド・クレシー:実際、このプロジェクトはルーヴル出版部の発行者からきた話で、ファブリス・ドゥアールという人ですが、彼がバンド・デシネはかなり面白い媒体だと思っていたのです:これはルーヴルのようなジャンルの組織においてはかなり稀なことです。それで彼は、彼がバンド・デシネを描いている人たちにルーヴルのことを題材にしてくれるように頼むのを承認してくれるように、幹部と戦ったのです。実際、彼が一番に連絡をとった人物は私でした。なぜならそれはシリーズになっていて、全部で5册か6冊出る予定です、もしかするともっと多くなるかも知れませんが、何人かの作者がルーヴルについて描くのです。私がそれを承諾した最初の人間でした。私はその提案にとても興味があったのです、なぜなら本当に、まあ、ルーヴルは、ルーヴルについて語ることは難しい訓練であったからですが、それは私が本当にやってみたいことでした。そこでもまた、一つの新しい経験になるし、発注された最初の本は私が描きました。
 
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フラン・パルレ:あなたの日本での滞在で何が生まれるのでしょう?私はアニメーションの分野で何かありそうだと思うのですが?
ニコラ・ド・クレシー:交渉中のアニメーションのプロジェクトがありますが、アニメーションはいつも少し複雑です、なぜならそれは常にプロダクションの問題があるからです。計画は、日本の(アニメ)スタジオと仕事をすることになるのでしょうが。それ以外では、私はあらゆる角度から京都を描いています。つまり私は今のところ京都で膨大な量のクロッキーを描いていて、それはだいたいヴィラ九条山のブログに載っています。実際、今のところ、私は描いて、観察して、目に映る全てのことを吸収しています。それにいずれにせよ、それは一冊の本になるでしょう、それは確実です。それはバンド・デシネの本ではなくて、画集になります。ここ1年以内に出ると思います。それからそれはきっと確実にバンド・デシネの形式または他の形式で出るでしょう。つまり、本と展示になるということです。
 
フラン・パルレ:あなたはバンド・デシネに特化しているのではないのですね。あなたは他のタイプの表現に移っていくのでしょうか?
ニコラ・ド・クレシー:ああ、そうそう。私はバンド・デシネ以外のものも好きなのです。実際私は街で絵を描きながら、私の通常のバンド・デシネの絵から自分を解放しています。それから、私はおそらくそれを全部バンド・デシネの中に再び取り込むでしょう。今のところはわかりませんが。本の計画はバンド・デシネよりはもっとデッサンやグラフィックの実験の方向に向いています。
 
フラン・パルレ:あなたが作るものにはかなり頻繁に建築の要素が見受けられますが…
ニコラ・ド・クレシー:そうです、それは私を夢中にさせるものなのです、建築は。まさにここ、京都では、非常に面白いことが、建築なのです、つまり建築の中に日本の歴史を読み取ることが出来るのです。現代建築は、たしかに東京の方がずっと大胆です。つまりもっと沢山見るところがある、ということです。私はどんな形でそれが(作品中に)存在するのだろうかはわかりませんが、ともかく私はそれら全部に影響を受けていて、それが最後に何かをもたらすでしょう。
 
2008年4月
インタヴュー:プリュウ・エリック
翻訳:粟野みゆき



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