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『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』La Jeune Fille sans mains
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© Les Films Sauvages – 2016
『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』
 
少女というのは、なんてたくましい存在なのだろう!  家族の中で弱い立場にいるはずの少女が、父親の呪縛から逃れて自立しようとする姿の美しいこと。金に心奪われた父親は、悪魔に娘を差し出す約束をしたため、妻も娘も失ってしまう。父親に両手を切られた少女は、生きることをあきらめず、川を渡り、食べ物を探し求める。そして、川の女神に導かれ、ある国の王子と出会う。2人は結ばれ子を授かるが、王子は戦争へと狩り出され……  おとぎ話と言えば、少女が王子様に助けられてめでたしめでたしとなりそうだが、この映画にはその続きがある。悪魔は最後の最後まで少女から離れず、王子はどんどん年老いていく。ああ、時代は21世紀になったんだと痛感する。童話のお姫様の立ち位置も随分と変わった。ラストシーンが何よりもそれを明確に物語っている。この映画で強く印象に残るのが、「水」の描き方だ。少女が木の上でおしっこをするシーン。少女が出産した直後、乳首からぴゅーっと母乳が溢れ出すシーン。そして彼女が川に希望をたくし、ひたすら川の流れをたどるシーン。生身の人間が登場しないアニメーションが、とたんに生命力に溢れ出す。セバスチャン・ローデンバック監督は、「クリプトキノグラフィー」と技法を味方に、たった1人でこの長編アニメーションを描き上げた。物語で少女を導いた女神は、ローデンバック監督の手にも宿り、現代の童話の結末へと彼を導いていったのかもしれない。(Mika Tanaka)
 
監督:セバスチャン・ローデンバック
声の出演:アナイス・ドゥヌースティエ、ジェレミー・エルカイム
2016年/80分/アニメーション/DCP
 
La Jeune Fille sans mains long métrage d’animation de Sébastien Laudenbach, voix d’Anaïs Demoustier; 2016, France, DCP
 

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