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La francophonie au Japon

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エドワール・アシュール、カルヴェン社チーフデザイナー
投稿日 2000年9月1日
最後に更新されたのは 2017年6月28日
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エドワール・アシュール:モードは30歳
 
クレアシオン・クチュール、カルヴェンは、1945年にシャンゼリゼ通りで開業し、同年にかの有名なワンピース「マ・グリフ」で一世を風靡してからというもの、ずっと婦人服を作りつづけてきた。オートクチュールからプレタポルテ、エールフランス航空のスチュワーデスの制服、オリンピックのフランス選手団のユニフォームに到るまで、カルヴェンの作品にはその技術とエレガンスのコンセプトが活かされている。エドワール・アシュールはニースの出身。1998年からカルヴェンのチーフ・デザイナー。東京では「パリの祝宴」でカルヴェン社の50年回顧展と新作の発表を行った。
 
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フラン・パルレ:プレタ・ポルテの精神はオート・クチュールのものとは違うのですか。
エドワール・アシュール:僕はオート・クチュールのコレクションからプレタのインスピレーションを得ています。オート・クチュールには世界に向けたショーウィンドーの役目がありますが、そのあとで、実際に着やすいように素材やカットを変え、売り易くしたものをプレタ・ポルテとして出します。大量生産するので価格はぐっと低くなります。顧客層も違います。オートクチュールのワード・ローブをプレタ・ポルテで補う人もありますが、オート・クチュールはもっぱらイブニングやカクテル用、プレタ・ポルテは毎日着るための服です。
 
フラン・パルレ:ライセンス制作された製品については監督権がありますか。
エドワール・アシュール:はい。来日したついでに今期のコレクションを見てきました。彼らが来た時にパリで一緒に生地を選び、こちらからデッサンを送ります。型紙も送ります。そこで手直しはしますが、あちらにはクリエーションの仕事はありません。だから僕がフォローしているんです。
 
フラン・パルレ:ずいぶんお若いですが、業界には若い人が多いんですか。
エドワール・アシュール:僕は30歳です。一番若いですね。モードの世界では確かに職業年齢が下がってきています。僕は40歳までこの仕事をするつもりですが、そこまでです。
 
フラン・パルレ:なぜ40歳までなんですか。
エドワール・アシュール:お客さんを理解するためには年齢が近くなくてはと思うからです。それに女性は年上の人間に服を作って欲しいとは思わないのではないですか。彼女たちの身になってみればわかりますが、自分の夫や父親のような人よりも、息子に近い人間のアドバイスのほうが役に立つし、興味がもてるものでしょう。
 
フラン・パルレ:では転職はどうなさるのですか。
エドワール・アシュール:その後は、装飾方面の仕事をしようと思います。自分のクチュールを持つのもいいですが、チーフ・デザイナーにはならないと思います。
 
フラン・パルレ:これまでの経歴は?
エドワール・アシュール:まずバーバリーに就職し、次に世界中を回りました。ラルフ・ローレンやエスカダやトレントにもいましたが、今はこのとおりカルヴェンです。
 
フラン・パルレ:どうしてこの会社に入ったのですか。
エドワール・アシュール:僕のデッサンは小柄な女性をイメージしていますが、マダム・カルヴェンは1メートル56センチと小柄でしょう。シャネルかカルヴェンで働きたいなと思っていたところ、たまたまマダム・カルヴェンに会う機会があって意気投合したんです。彼女がダニエル・アリアンに紹介してくれ、うまく話がまとまりました。
 
フラン・パルレ:仕事の精神はモダニズムの継続ですか?
エドワール・アシュール:ええ。いつも彼女が前に作ったものを使っていますし、僕のクロッキーはいつも見せています。OKが出ることも出ないこともありますが、とにかくいつも見せています。そして彼女ならどんな風にするか聞くようにしています。コレクションの終わりには、「私がやりたかったとおりだわ」と言ってくれます。これはやっぱり嬉しいですよ。これは小さい会社なればこそのプラスアルファです。大手のグループにはもう心がないですからね。
 
フラン・パルレ:コレクションに何をもたらしたと思いますか。
エドワール・アシュール:若さのちょっとしたタッチですね。それから婦人服への男の目です。これは大事だと思いますよ。なぜなら女性は自分で限界を作ってしまうからです。女性が一人で服を選ぶのを見た事がありますか。誰かが後押ししてあげなければいけません。マダム・カルヴェンと僕はこの点うまくいっていると思います。
 
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フラン・パルレ:あなたが「パリのエスプリ」と呼ぶのはなんですか。
エドワール・アシュール:それはテーラードです。パリ以外でテーラードを着た女性は見かけないでしょう。だいいちこの会場には上着を着た人が一人もいないじゃないですか。テーラードを着ているのはパリだけ、またはアメリカのパーティーだけです。だから私たちはアメリカでも強いですよ。ソワレについて言えばパリのエスプリは上着です。上着は仕立てが上等であれば大変に美しいものです。
 
フラン・パルレ:素材で特にお好きなものはありますか。
エドワール・アシュール:カシミアです。これは夏でも冬でも着られる素材です。見事です。これ以上のものはありませんよ。
 
フラン・パルレ:アトリエではどんな風に仕事をしているのですか。
エドワール・アシュール:シーズン初めに僕の印象や要望を皆に伝えます。それからその方向で各人が仕事をします。色のレパートリーは皆で話し合って決めます。そして僕が渡したクロッキーを使ってそれぞれの方面で仕事をします。だから中には、これはできるという人もできないという人もいます。後者の場合は他のことをします。特にライセンス制作の動向を考慮しながらですね。ニーズや販売量の内訳などです。
 
フラン・パルレ:日本人の研修生を置いていますか。
エドワール・アシュール:ええ。でも置いても一人までです。そのほうが集中して面倒が見られるし、きちんと指導できますから。シーズンごとに違う研修生を一人置いています。
 
フラン・パルレ:オート・クチュールではご自分でお客さんの面倒を見るのですか。
エドワール・アシュール:ええ。どの人とも事前に会います。お金のことはタッチしません。アドバイスするんです。
 
フラン・パルレ:お客さんの要求は厳しいですか。
エドワール・アシュール:厳しいですよ。特に僕にはね。なぜなら僕なら普通の店員たちよりずっとうまくやってくれるはずだと思っているからです。彼女たちはとても、とても厳しいですよ。でもそれでいいんです。
 
フラン・パルレ:いいドレスを一枚作るのにどのくらい時間がかかりますか。
エドワール・アシュール:ちょうどここにコレクションのドレスがありますが、これは3人がかりで一日8時間ずつ2週間かかりました。
 
フラン・パルレ:この秋冬シーズンには何が流行るでしょう。
エドワール・アシュール:2つの異なるテーマにヤマをかけました。はっきりした色のタータンチェックと、自然な色彩の服、特にベージュです。ベージュはどれも上品だし、店の売上も堅いんです。
 
2000年9月
インタヴュー:エリック・プリュウ
翻訳:大沢信子



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