フランス語で描かれた漫画、バンド・デシネ(bande dessinée)。今、ケベック発のバンド・デシネの展覧会が、京都で開催されている。2016年、京都府とカナダのケベック州が「友好提携協定」を結んだことをきっかけに、交流事業のひとつとして本展が企画された。バンド・デシネと言えば、ベルギー出身の漫画家、エルジュによる『タンタンの冒険』が日本でよく知られているが、アメリカン・コミックスの影響を受けて成長したケベックのバンド・デシネは、ヨーロッパのバンド・デシネとは違った魅力がある。日本で初めて紹介される7人の作家たち(※)は、年齢もキャリアもさまざま。アメリカ大陸のワイルドさと、フランコフォン独特の可愛らしさが混ざり合った感じがいい。日本文化が熟成された町・京都の片隅で出会うケベック・カルチャー……想像するだけでなんだかワクワクしてくる。(Mika Tanaka)※ ケベック出身の7人の作家たちキャブ(Cab)エスベ(Esbé)ミシェル・ファラルド(Michel Falardeau)パスカル・ジラール(Pascal Girard)フィリップ・ジラール(Philippe Girard)レアル・ゴドゥブ(Real Godbout)ズヴィアンヌ(Zviane)<開催概要>京都国際マンガミュージアム 2F ギャラリー4〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)TEL: 075-254-7414 (代) / FAX: 075-254-74242017年12月9日(土) 〜 2018年2月13日(火)休館日:水曜日、12月28日(木)〜1月4日(木)、1月22日(月)〜25日(木)開館時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30)入館料: 無料
〈ケベック・バンド・デシネ〉を知っていますか? ——25の足跡と7人の作家から Connaissez-vous la bande dessinée du Québec?
投稿日 2017年12月21日
最後に更新されたのは 2023年5月23日