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ステファン・レベヤ−ル、家具店「マーブル・デュ・モンド」デザイナー兼オーナー
投稿日 2010年11月1日
最後に更新されたのは 2016年7月27日
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ステファヌ・レヴェイヤール: マーブル・デュ・モンド(世界の家具)
 
ル・マン出身のステファヌ・レヴェイヤールさんは、2002年、原宿に家具店、マーブル・デュ・モンドを開いた。仕事熱心な彼は、フランス語、英語、日本語で接客をこなし、お客さんに家具を勧めている。もし、お店に彼の姿が見当たらないなら、それは、インドネシアに出向いて製造者を訪ねている時だろう。
 
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© Franc-Parler
フラン・パルレ:当初から、家具デザイナー兼家具店オーナーとして日本で働こうと考えていたのですか?
ステファヌ・レヴェイヤール:いえ、最初は日本語を勉強したくて日本に来たのです。兄弟の後押しもあって、フランスで今の仕事、つまりインドネシアの家具を輸入して販売するようになりました。それから日本でも仕事をするようになったのです。日本に戻ってきたかったからです。
 
フラン・パルレ:どうして他の国の家具ではなく、インドネシアの家具を選んだのですか。
ステファヌ・レヴェイヤール:当時、インドネシア家具の大きなブームが訪れていたのです。日本では90年代後半から2000年代初頭のことです。フランスでは80年代から、インドネシア家具が熱狂的に受け入れられるようになりました。理由はいくつかあります。一番の理由は、インドネシア家具はとても品質が良いということです。材料は多くの場合、無垢材が使われているにもかかわらず、値段は手ごろです。それから、インドネシアには、世界でも独特な家具製造の技術がある、といった理由もあるでしょう。そういったことが、ブームの要因になっています。
 
フラン・パルレ:あなたは家具デザイナーでいらっしゃいますが、お店で販売する家具全てを設計されたでしょうか?
ステファヌ・レヴェイヤール:いえ、最初のうち、私の仕事はむしろ家具を選ぶ事でした。ある意味で、家具を選ぶという事は、それ自体でデザイナーの仕事の一つだと言えます。提示された数々の作品の中から選んでいくわけですから。インドネシアには本当に様々な家具があります。そして、それらの家具を買い付けるために人々が世界中からやって来るのです。その中には自分で設計をする人達もいます。私は最初、自分の気に入った家具をいくつか選ぶだけでした。でも、そのうちに日本の住宅の狭さを知って、日本の事情に合わせた家具を少しずつ作るようになりました。最初は、家具の高さを変えたり、大きさを変えたりするのみでしたが、だんだんと自分の好きな家具、好きなデザインをつくり出すようになったのです。もっとユニークで、カラフルな家具を作りたかったのです。
 
フラン・パルレ:特にお気に入りの材料はありますか。
ステファヌ・レヴェイヤール:はい、インドネシアで良く採れるチーク材はもちろん好きですね。困った事に、チーク材はだんだんと少なくなってきています。それでも、やはりチーク材、とくに古いチーク材は大好きです。それから、革ですね。東南アジアならではという革はいろいろとあります。水牛の革は非常に厚くて、頑丈な素材です。その他にも沢山の素材があります。良い素材を使った家具には気品がありますし、多くは手作業で加工されるので独特の味わいが醸し出されるのです。
 
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フラン・パルレ:お店の購買層は限られているのでしょうか。
ステファヌ・レヴェイヤール:残念ながら現在は、その通りです。2000年代初めにお店をオープンした当初は、本当に幅広いお客様がいらっしゃいました。特に、ひとり暮らしや両親と同居されている若い女性が中心でした。自分の部屋を素敵な家具で飾りたいと考えている方々です。20歳から25歳までの若い方が多かったですが、もっとご年輩、60代のお客様までいらっしゃいました。裕福な方や、いわいる「普通」の方まで、外国の方も多かったです。でも、不況の影響や、流行の変化もあって、今では客層が徐々に限られてきてしまいまいた。若いお客様も多くはないです。今のところ、そのことが悩みの種ですね。十年前と比べて明らかにお客様の数は減りました。それに今では、ライバル店も増えましたし、家具業界も変わりました。人々はどこへ行っても、安いものを買いたがっています。それが悪い事かどうかはともかくとして、イケアを始めとする安売り家具店によってお客様の意識がわずかに変化したことは確かです。
 
フラン・パルレ:お客さんは個人の方が多いのでしょうか?
ステファヌ・レヴェイヤール:バーや美容院、レストラン、マッサージサロン、アロマセラピーサロンなどの内装も多く手がけています。今、アジア風のお店が流行なのです。お店をアジア製の家具で飾ろうという方は多くいらっしゃいます。でも、個人のお客様が中心であることは変わりません。
 
フラン・パルレ:なぜ原宿を選ばれたのですか?
ステファヌ・レヴェイヤール:以前は表参道にもお店がありまして、私は原宿に住んでいました。二つの店を行き来できて便利だったのです。原宿は多くのデザイナーや外国人が活躍する魅力的な場所です。そういった人達と一緒に仕事をすることが多いものですから、原宿にお店があると都合が良いのです。この仕事をするならば選ぶべき場所というのは東京にも多くはありません。その中でも原宿は、多様な人々が住んでいて、私の好きな街なのです。
 
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フラン・パルレ:インターネットを調べてみても、マーブル・ドゥ・モンドのサイトは見当たりませんでした…
ステファヌ・レヴェイヤール:ええ。楽天に出店していた頃はサイトがあったのですが。インターネットでは満足するものが得られませんでした。やはり、お客様にはお店に直接来ていただきたいのです。ともかく、家具に関しては、実際に見ないで注文するという事はあまりないと思います。特に無垢材を使った手作り家具には、欠陥ではないのですが、一点一点にそれぞれ特徴があるものです。ネットでの家具の販売は、先ず店に見にいらしたお客様が、その後でネットの楽天の特別割引を利用されたものでした。そんなことをしても私達には何のメリットもありませんし、時には大量の迷惑メールにも悩まされました。得るものに対して、出費が大きすぎたのです。もちろんインターネットが役に立つ分野もあるでしょうが、家具に関しては、これ以上サイトを続ける意味はないと考えました。代わりに今、ランプに的を絞ったサイトの立ち上げを準備中です。室内装飾の業界では、不況の影響もあって、小物の方が好まれます。私どもはランプや鏡などを豊富に取り揃えています。こういったものならばインターネットでも取り扱いやすいと考えています。
 
2010年11月
インタヴュー:エリック・プリュウ
翻訳:小林重裕



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