『世界の果ての通学路』学校まで、道なき道を何時間もかけて通学する子どもたちを追った驚きと感動のドキュメンタリー。本国フランスではドキュメンタリー作品としては異例の200館という破格の扱いで公開され、ロングランヒットを記録している。地球上のまったく異なる、4つの地域の通学路に密着。長く険しい、危険に満ちた環境でありながらも、なぜ子どもたちは必死に学校に通おうとするのか? 本作に登場するのは、野生のキリンや象が生息するサバンナを駆け抜けるケニアのジャクソン。ヤギ飼いの仕事を終えてから、愛馬で学校へ向かうアルゼンチンのカルロス。女子に教育は不要とする古い慣習が残る村から、寄宿学校に通うモロッコのザヒラ。生まれつき足が不自由で、弟たちに車いすを押されて登校するインドのサミュエル。本作に登場する4人の子どもたちは「夢をかなえたいから」というまっすぐな思いで必死に学校に通うのだった…。(Tomohiro Mibu)監督:パスカル・ブリッソン2012年/77分Sur le chemin de l’école de Pascal Plisson; 2012, France, anglais sous-titré en japonais, 77 mn
『世界の果ての通学路』Sur le chemin de l’école