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2004年7月 フラヌリー2

火曜日 2004年7月6日

フラヌリー2 佐藤康 ドラマトゥルグ       人生の3つのヴァージョン、あるいは犀になる人生
 この5月から8月にかけてはフランス作品がけっこうな本数、東京で上演されます。こんなに多いとフラヌリーどころではなく、駆け回らないといけません。さまざま上演されるなかで、今までとちょっと毛色がちがうのは、ヤスミナ・レザとエリック=エマニュエル・シュミットの作品が2本ずつ取り上げられることでしょう。レザは演劇集団円が『人生の3つのヴァージョン』という作品を『LIFE×3』という題名で(これはロンドン上演でつけられた題名だったでしょうか。)上演しました。7月には長塚京三さん(フランス留学経験のある俳優さんですから、やっぱりフランス演劇に目が利くんでしょうか)が中心になって『偶然の男』という作品を上演します。シュミットは沢田研二さんが出演するので話題でしたが、『謎の変奏曲』が上演されました。7月には代表作のひとつ『ヴァローニュの夜』が鵜山仁さんの演出で上演されます。 (…)

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