アン・シャンプー:それはかなり色々です。現在では様々なジャンルがあります。子供向けの作品、コメディ、メロドラマ、自主制作映画など、何でも。SODECに委任されているのは、制作者たちが私たちに企画を出した段階から援護し、常に様々なジャンルを奨励し、援助するように努めることです。私たちが見るのは、シナリオの完成度、はもちろんですが、ジャンルの多様化というのはSODECの大きな関心事の一つになっています。私が思うには、全体として、SODECは、特に(ケベックとしての)アイデンティティーのある映画に関心があります。それはまさに我々を象徴するものだと思います。あらゆるジャンルにおいて。それは常にケベック州のリアリティーの中から取り出してくるものです。私たちは年に1、2回、1回の時もありますが、コメディを援助しています。それに加えて自主制作映画の支援もしています。最も有名な、ドゥニ・アルカン監督(Denys Arcand 2004年度セザール最優秀作品賞Les invasions barbares「(邦題)みなさん、さようなら」)が好例でしょうが、ベルナール・エモン(Bernard Emond スイス・ロカルノ国際映画祭にドラマを出品した脚本家・監督、近作Contre toute espérance「全ての望みに反して」)も別の例です。ブノワ.ピロン監督(Benoît Pilon ケベック映画ナンバーワンを決めるジュトラJutra賞2009年度最優秀作品賞Ce qu’il faut pour vivre「生きる為に必要な事」)もそうです。出品される映画作品のリストを見てみると、フェスティバルでは、私たちを代表するものは、やはり自主制作映画であることは確かですが、SODECの任務は多様化の方向に進んでいます。常に(ケベックとしての)アイデンティティーをもった多様性に。