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『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始ま り』 Opéra de Paris Une saison (très) particulière
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Crédits : © Ex Nihilo – Opéra national de Paris – Fondation Rudolf Noureev – 2021

『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始ま り』
 美しい衣装をまとったダンサーたち。でもいつもと何かが違う。全員がマスクをつけているのだ。カメラは、2020年6月から2021年6月までの約1年間、ダンサーたちと彼らを見守る指導者たちの姿を追った。
 2020年3月、パンデミックにより、パリ・オペラ座は閉鎖。1日6時間〜10時間踊るのが当たり前だったバレエ団のダンサーたちは、突然、体を動かす機 会を失ってしまう。「1日休めば自分が気づき、2日休めば教師が気づく。3日休めば観客が気づく―」とエトワールのマチュー・ガニオが語る。劇場に復帰する6月までの約3ヶ月、彼らは思い切りピルエット やジャンプをできず、自分が自分でなくなったような世界に閉じ込められていた。2020年6月、ようやく稽古が再開。体の感 覚、筋力、踊った後の解放感、失った多くのものを取り戻したダンサーたち。『ラ・バヤデール』の開幕を待つばかりの2020年12月11日、オペラ座は再び閉鎖となる。公演はライブ配信、初日と千秋楽が一度に やってくる。拍手はない。公演の直前に抱く重圧や孤独は、観客と舞台を分かち合うことで救われるはずなのに……「観客が恋しい」。二度目 の試練が彼らを襲う。
 ダンサーは本来、体の動きで語る。しかしこの映画では、身体表現を制限された彼らが、その辛さを言葉で語っている。 ひとつひとつの単語の響き、その重みを受け止めた後、あらためて彼らの演技を観るとき、パンデミック前には気づかなかった輝きを発見でき るような気がする。「失敗を恐れないで。完璧でなくていい。最善を尽くすの」と励ます指導者(バレエ・ミストレス / クロティルド・ヴァイエ)の言葉が心に残る。
( Mika Tanaka)
 
監督:プリシラ・ピザート
2021年/フランス/ 73分/ 字幕翻 訳:古田由紀子
 
Opéra de Paris Une saison (très) particulière documentaire de Priscilla Pizzato avec le Ballet de l’Opéra national de Paris, sa directrice, Aurélie Dupont
et les danseurs étoiles Mathieu Ganio, Hugo Marchand, Amandine Albisson, Mathias Heymann, Léonore Baulac, Germain Louvet, Dorothée Gilbert, Paul Marque, Sae-Eun Park…
 
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