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フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

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『永遠の門 ゴッホの見た未来』 At Eternity’s Gate
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Crédits : © Walk Home Productions LLC 2018

 
「これは絵か?」ゴッホの描いた絵を「醜い」と表現した後、聖職者がこう尋ねる。
 
「神は、君を苦しめるために絵を描く才能を与えたのか?」
 
ゴッホは答える。「神はもしかしたら時を間違えたのかもしれない。神は未来の人々のために僕を画家にしたのだろうか」と。聖職者は、まるで十字架にかけられる前のキリストを見るような視線をゴッホに投げかける。確かに、キリストもそうだった。人々に認められたのは生前ではなく、死後のことだった……自分の見た喜びを人々と分かち合いたくて、ゴッホはその一心で絵筆を取る。しかし世の中は、その情熱を正しく理解できるほどに成熟してはいなかった。
  37歳のゴッホを演じるのは、63歳のウィレム・デフォー。かつて、イエス・キリストを演じたデフォーのゴッホには、多くの苦悩と多くの孤独とともに悟りのような不思議な何かが感じられる。ゴッホが死にゆくときにつぶやく「誰も責めないでくれ」という言葉は、”アガペー”(神の愛)そのものではないだろうか。光がこぼれ落ちるような映像と叙情的なピアノ音楽が、悲しいほど美しい。
  ウィレム・デフォーの鬼気迫る演技を受け止める脇役たちも素晴らしい。聖職者役のマッツ・ミケルセンの静かな佇まいには、冷静さと温かさが同居している。エマニュエル・セニエとマチュー・アマルリックの登場シーンはわずかながら、強烈な印象を残す。ゴッホを見守る彼らのまなざしがあったからこそ、ゴッホは神々しい輝きを放っていたのだろう。(Mika Tanaka)
 
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ウィレム・デフォー、オスカー・アイザック、マッツ・ミケルセン、ルペート・フレンド、マチュー・アマルリック
2018年/イギリス・フランス・アメリカ/111分
 
At Eternity’s Gate de Julian Schnabel avec Willlem Dafoe, Rupert Friend, Oscar Isaac, Mathieu Almaric, Emmanuelle Seigner; 2018, États-Unis, Royaume-Uni, France, anglais, français, 11mn
 
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