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フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
〒169−0075新宿区高田馬場1−31−8−428
1-31-8-428 Takadanobaba, Shinjuku-ku, 169-0075 Tokyo

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http://franc-parler.jp

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東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo
投稿日 2018年1月31日
最後に更新されたのは 2019年8月19日

Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
https://www.unitedcinemas.jp/yebisu/
Human Trust Cinéma Yurakuchou 03-6259-8608
http://ttcg.jp/human_yurakucho/

8月24日(土)より

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Crédits : © 2018 NORD-OUEST FILMSSTUDIO O – ARTE FRANCE CINEMAMARS FILMSWILD BUNCHMAC GUFF LIGNEARTEMIS PRODUCTIONSSENATOR FILM PRODUKTION Retour ligne automatique

『ディリリとパリの時間旅行』

礼儀正しく、優雅なフランス語を話す少女、ディリリ。小麦色の肌が美しいが、故郷のニューカレドニアでは「白い」と言われ、訪れたパリでは「黒い」と言われ、自分の居場所をみつけられずにいる。そんな打ち明け話を聞いているのは、パリの配達人のオレルだ。裕福ではないが、心が純粋な青年は、ディリリと一瞬で意気投合し、2人は志の高い会話をパリの街角で交わす。そんな中、次々と少女が誘拐される事件を解決したいと願うディリリの思いを受け止め、オレルは自分の人脈を駆使して動き出す……オレルの「人脈」というのが驚き。マリー・キュリー、ルイーズ・ミシェル、サラ・ベルナール、歴史上実在した偉大な女性たちが、ディリリを囲んで一堂に会するのだから。このシーンだけではない。映画のあらゆるシーンに、ベル・エポックの著名人たちが登場する。コレットがいる、ローザ・ルクセンブルクがいる、ベルド・モリゾがいる。ジャンヌ・エピュテルヌはモディリアーニの絵から飛び出したような姿だし、アンリ・ルソーもロートレックも一目でぱっとわかる。
  わくわくするのはビジュアルだけじゃない。エリック・サティのピアノの音は私たちをあの時代へとタイムトリップさせてくれるし、オペラ歌手のエマ・カルヴェが子守歌のように歌うオペラを聞いていると、心が真っ白に洗われて、自分が赤ちゃんの頃に帰ったような気分だ。
  子守歌のシーンでは、エマ・カルヴェがディリリを優しく抱擁し(faire le câlin)、ディリリはうっとりとした顔で甘えている。「両親を知らずに育ったディリリにとって、誰かの胸に抱かれることはすごく大事なことだと思ったんだ」と、ミシェル・オスロ監督は語る。物語の構成力はもちろんだけれど、ディテールに至るまで登場人物への愛情を注ぐ心の温かさこそが、オスロ監督の素晴らしさなのだろう。ディリリの誇り高さ、恥じらい、さみしさ、すべてが愛おしくて、抱きしめたくなる。( Mika Tanaka)

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Michel Ocelot ミシェル・オスロ監督
Crédits : ©Mika Tanaka

監督:ミシェル・オスロ
声の出演:プリュネル・シャルル=アンブロン、エンゾ・ラツィト、ナタリー・デセイ
2018年/フランス・ベルギー・ドイツ/94分

À partir du 24 août

Dilili à Paris film d’animation de Michel Ocelot avec les voix de Prunelle Charles-Ambron, Enzo Ratsito, Natalie Dessay; 2018, France,Belgique, Allemagne, 94 mn

https://child-film.com/dilili/

Yurakucho Subaruza 03-3212-2826
https://subaru-kougyou.jp

上映中

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Crédits : © 2018 WINDY PRODUCTION - MOANA FILMS - MARS FILMS - LYNK HOLDINGS LIMITED - MY UNITY PRODUCTION

『マイ・エンジェル』

地中海を臨む南仏のコート・ダジュール。

  美しくて開放的で、誰もが幸せになれそうなこの街を舞台に描かれるのは、愛されたくてたまらないのに、愛が足りなくて苦しむ人たちの物語だ。バカンスのシーズンが過ぎると、コート・ダジュールはその表情をがらりと変える。ゴーストタウンのような静けさの中、新学期が始まり、子供たちは学校へ通い始める。教室では、化粧をしたエリーが「変な子」、「酒臭い」と同級生からつまはじきにされている。母・マルレーヌが“エンジェル・フェイス”と呼ぶエリーは、文字通り天使のように美しい少女だ。そんな、まだ8歳のエンジェルをひとり残し、マルレーヌは去っていく。お母さんが恋しくて恋しくて、ひとりがさびしくてたまらないエリーは、母と同じように化粧をし、母が好きだった酒を飲み、そして、ひとりきりで悲痛な叫び声をあげる……悲しいのは、マルレーヌがエリーをとても愛していることだ。愛しているのに、なぜ小さな子供を置き去りに?似たような事件は、日本にも複数ある。そして、多くの人が「なぜ?」と投げかけ、多くの人が母親を責め立てる。
  マルレーヌを演じたマリオン・コティヤールは、演じた人物をこう語る。マルレーヌは自分が娘を傷つけ、痛めつけていることに気づいていない、娘がひとりで何とかやっていけるほど成長していると思っていたのだと。そして、彼女がどんな子供時代を送ったのか、思いを馳せる。「おそらく彼女は道を外れてしまった自分の家族と同じ道をたどり、くり返しているのでしょう。私たちが彼女を批判できない理由がそこにあります。彼女の愛の欠乏や周りを見ようとしない状況は、遠い過去に原因があるのです」。
  この映画の救いは、破壊の後の「再生」の可能性が見えることだ。エンジェルと呼ばれるエリーのもとに現れるもう1人の翼のないエンジェルが、エリーと寄り添い、エリーに希望の光を見せてくれる。ラストシーンで映し出されるコート・ダジュールの青い海が、悲しいほどきれい。(Mika Tanaka)

監督:ヴァネッサ・フィロ
出演:マリオン・コティヤール、エイリーヌ・アクソイ=エテックス、アルバン・ルノワール
2018年/108分/PG12

À l’écran

Gueule d’ange de Vanessa Filho avec Marion Cotillard, Ayline Aksoy-Etaix, Alban Lenoir; 2018, France, 108 mn, PG12
www.my-angel-movie.com

Shinjuku Piccadry 050-6861-3011
https://www.smt-cinema.com/site/shi...

上映中

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Crédits : © 2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』

ミドルエイジ真っ盛りのおじさんたち。うつ病がきっかけで会社を辞めた引きこもり、キレやすい社長、事業に失敗したセールスマン、虚言癖のアーティスト、内気な恋愛未経験者……そんな冴えないおじさんたちが集まって「男子シンクロナイズドスイミング」(アーティスティックスイミング)の世界選手権をめざすことになる。コーチたちはというと、スパルタ式の血も涙もないコーチだったり、これまた冴えない優柔不断なコーチだったりする。なのに、この映画の溢れんばかりのパワーは何だろう。父親の威厳もない、シンクロの経験もない、典型的な中年体型のベルトラン(マチュー・アマルリック)が、トレーニングを重ねていくうちに、キラキラと輝きを放ち出す。そしてあるとき、お情けで雇われた義兄の店で、たまりたまった本音をぶちまけ、取っ組み合いの喧嘩を始めるまでになるのだ。その展開のなんとリアルなこと!
「現代のフランスで、男性でいる事はとても難しい」と語るジル・ルルーシュ監督。大きな家に住み、立派な車や腕時計を持ち、しまった体で、妻や子供たちにめぐまれている——そんな、メディアで美化され男性像との乖離に戸惑い苦しむ男性たちの姿は、フランスも日本も同じらしい。そんな彼らのリアルを、ジル・ルルーシュ監督は優しくすくい取る。「平凡極まりない人生に電気ショックを与える」ように、この映画を完成させた。元となったのは、スウェーデンに実在する男子シンクロナイズドスイミングのドキュメンタリー。映画の最後のナレーションと、自転車をこぐベルトランの笑顔がものすごくいい。そんなベルトランの可能性を最後まで信じた奥さんも、ものすごく素敵。 (Mika Tanaka)

監督:ジル・ルルーシュ
出演:マチュー・アマルリック、ギョーム・カネ、ブノワ・ボールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラード、ヴィルジニー・エフィラ、レイラ・ベクティ、マリナ・フォイス、フィリップ・カトリーヌ
2018年/122分

À l’écran
Le grand bain de Gilles Lellouche avec Mathieu Amalric, Guillaume Canet, Benoît Poelvoorde, Jean-Hugues Anglade, Virginie Efira; 2018, France, 122 mn

http://sinkorswim.jp/

Iwanami Hall 03-3262-5252
http://www.iwanami-hall.com/

8月23日(金)まで

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Crédits : © 2017 - Les films du Worso - Rita Productions - KNM - Pathé Production - Orange Studio - France 3 Cinéma - Versus production - RTS Radio Télévision Suisse

『田園の守り人たち』

母であるということは、守るべきものがあるということ。守るべきものがあると、強くなり、そしてとても弱くなる。その変わり方もさまざまだ。オルタンスのような変わり方もあれば、フランシーヌのような変わり方もある。横暴な強さ、崇高な強さ。優しさへと続く弱さ、臆病なままの弱さ。いつだって、母となる者は、心の天秤を揺らしながら選択と決断を重ねる。守るべきもののために。
「(今の)あなたは怪物です」。尊敬していたはずの主人に裏切られたフランシーヌの言葉に、オルタンスはこう答える。「私は家族を守ります」と。
  舞台は第一次世界大戦下のフランス。男たちを戦場に奪われた女たちは、戦地から離れた農場で彼女たちの闘いを繰り広げる。自分たちから望んだわけではない悲しい闘いを。女優たちの素晴らしい演技に、思わず釘付けになってしまう。
  息子たち不在の農場を守るオルタンスを演じるのは、ナタリー・バイ。母・オルタンスに毅然と立ち向かう長女・ソランジュを演じるのは、ナタリー・バイの娘、ローラ・スメット。映画では初めての母娘共演となる。オルタンスの次男と恋に落ちるフランシーヌを演じるイリス・ブリーは、映画初出演。それまでの女優経験は皆無でありながら、大女優たちと共に堂々たる演技を披露する。髪をバッサリと切り、映画のラストシーンで見せる笑顔のなんと美しいこと。フランシーヌの二度目の奉公先のモネット夫人を演じるのは、グザヴィエ・ボーヴォワ監督の妻であり、本作の脚本と編集に携わったマリー=ジュリー・マイユ。身ごもったフランシーヌをさりげなくいたわる姿に、「母」という存在の本質を見ることができる。
  女優たちの名演をミレーの絵画のように紡ぎ、ミシェル・ルグランの甘美なメロディーを重ねたボーヴォワ監督は、戦場のシーンを描かずして、戦争の愚かさを描き切った。かつて『シェルブールの雨傘』(監督:ジャック・ドゥミ、音楽:ミシェル・ルグラン)がそうであったように、戦争は戦場の中だけで繰り広げられていたわけではないことを知る。(Mika Tanaka)

監督:グザヴィエ・ボーヴォワ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:ナタリー・バイ、ローラ・スメット、イリス・ブリー
2017年/フランス・スイス/135分

Jusqu’au 23 août

Les gardiennes de Xavier Beauvois avec Nathalie Baye, Laura Smet, Iris Bry; 2017, France, Suisse, 135 mn

http://moribito-movie.com

Théâtre Image Forum 03-5766-0114
http://www.imageforum.co.jp

8月23日(金)まで

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Crédits : ©Nord-Ouest Films - Arte France Cinéma - Katuh Studio - Rhône-Alpes Cinéma

『サマーフィーリング』

 1人の人間の死。それは、”絆”が終わることを意味するのだろうか?
 映画は、サシャという1人の女性の死から始まる。享年30歳、若すぎる死だ。娘を失った両親がいる。恋人を失った男がいる。姉を失った妹がいる。親友、同僚、サシャとの別れをすぐには受け止められず、嘆き悲しむ人々。カメラは、死別を乗り越えようとする彼らの3年間をとらえる。サシャの死によって、形を変えた”絆”が続いていく。
 ベルリン、パリ、ニューヨーク。この3つの街の美しさを留めておきたいというミカエル・アース監督の思いが、1本の映画を完成させた。「映画というのは過ぎ行く時間に逆らうひとつの方法」と語る彼は、16mmフィルムの柔らかい映像と、ピアノやギターが奏でる繊細な音を重ね、映画という魔法の杖で”永遠”を創造する。
 木洩れ陽、夕暮れ、街の灯り……絵はがきのような風景の中で、人々はかけがえのない日常を生きる。平穏の中に愛おしいものが凝縮されていることを教えてくれるかのように。(Mika Tanaka)

監督:ミカエル・アース
出演:アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ジュディット・シュムラ、マリー・リヴィエール、フェオドール・アトキーヌ
2015年/フランス・ドイツ/フランス語・ドイツ語・英語/106分

Jusqu’au 23 août

Ce sentiment de l’été de Mikhaël Hers avec Anders Danielsen Lie, Judith Chemla, Marie Rivière, Thibault Vinçon; 2015, France, français, allemand, anglais, 106 mn

https://summerfeeling.net-broadway.com/

Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
http://ttcg.jp/human_yurakucho/

上映中

『Girl/ガール』
監督:ルーカス・ドン
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ
2018年/ベルギー/フランス語・フラマン語/105分

À l‘écran
Girl de Lukas Dhont avec Victor Polster, Arieh Worthalter; 2018, Belgique, français, flamand, 105 mn

http://girl-movie.com/

Uplink Kichijoji 0422-66-5042
https://joji.uplink.co.jp

8月16日(金)〜22日(木)

巨匠ルネ・クレール監督 生誕120周年記念
『巴里祭』4Kデジタル・リマスター版
監督:ルネ・クレール
出演:アナベラ、ジョルジュ・リゴー、レーモン・コルディ、ポール・オリヴィエ、ポーラ・イレリ
1932年-2019年/86分/モノクロ

Du 16 au 22 août

14 juillet (remastérisé 4K) de René Clair avec Annabella, Georges Rigaud, Raymond Cordy, Paul Olivier; 1932-2019, 86 mn, N/B

8月23日(金)〜29日(木)

『リラの門』4Kデジタル・リマスター版
監督:ルネ・クレール
出演:ピエール・ブラッスール、ジョルジュ・ブラッサンス、アンリ・ヴィダル
1957年-2019年/94分/モノクロ

Du 23 au 29 août

www.cetera.co.jp/rene

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