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フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo
投稿日 2018年1月31日
最後に更新されたのは 2022年5月18日
Human Trust Cinéma Shibuya 03-5468-5551
 
5月13日(金)〜6月2日(木)
 
エリック・ロメール監督特集上映 デジタルリマスター版
 
『四季の物語』より
JPEG - 25.3 kb
Crédits : ©1991 Les Films du Losange

『冬物語』
運命の出会いを信じる人は、どれくらいいるだろうか?
 消息も知れない遠く離れた人を一途に思い続けることができる人は、どれくらいいるだろうか?
旅先で恋に落ちたフェリシーは、自分の住所を間違えて伝えてしまったため恋人となったシャルルと連絡が取れなくなってしまう。5年の歳月が経っても、フェリシーのシャルルへの思いは変わらない。「これがパパよ」と小さな娘・エリーズにシャルルの写真を見せながら、いつかどこかで彼と再会することを夢見ている。ほんの少しの妥協で人生はものすごく楽になるかもしれない、でもフェリシーはその道を選ぼうとはしない。
シェイクスピアの『冬物語』がそうであるように、この映画でも登場人物の発する言葉のひとつひとつが愛おしい。エリーズが最後のシーンで発するひとことに胸が熱くなる。
今回の特集で上映されるのは、人々の細やかな心の機微を季節の色彩に重ね、詩情豊かに描いた『春のソナタ』、『夏物語』、『恋の秋』そしてこの『冬物語』の4作品。自然の光を大切に撮影された映像は柔らかく、男女の織りなす会話には、SNSでは得られないしっとりとした質感がある。デジタル化の波に乗らざるを得ない状況に置かれた私たち。暗い映画館で過ごす4つの季節の人間模様に、私たちの心は懐かしくて温かい“感覚 “を取り戻せるような気がする。(Mika Tanaka)
 
エリック・ロメール監督特集上映 四季の物語  
デジタルリマスター版
『春のソナタ』
『夏物語』
『恋の秋』
『冬物語』
 
Du 13 mai au 2 juin
Contes des 4 saisons d’Éric Rohmer
Conte de printemps
Conte d’été
Conte d’automne
Conte d’hiver
 
 

 
Shinjuku Piccadilly 050-6861-3011
 
上映中
JPEG - 19.4 kb
Crédits : ©︎ShannaBesson ©PAGE 114 - France 2 Cinéma

『パリ13区』
 中華料理店のホールスタッ フとして働くエミリー(ルーシー・チャン)。スマホのメッセージを受け取るとそそくさと仕事を抜け出し、高層住宅の一角へ。30分ほどして戻ってくると、食事を楽しむ客たちの前で突然、軽やかに踊り 出す……舞台はセーヌ川を南岸に位置するパリ13区。再開発が進み近未来的な 情景と、アジア人街(Quartier asiatique)の賑わいが混在するエリアだ。奔放であっけらかんとしているように見えるけれど、エミリーの心にはぽっかりと穴 が開いている。好きな人には振り向いてもらえず、仕事は解雇、原因は自分の心の問題に あるのではないかと悩む。
1級教員資格(Agrégation)を目指す高校教師のカミーユ(マキタ・サンバ)、30代に入ってソルボンヌ大学に入学したノラ(ノエミ・メルラン)、アダル トサイトで活躍するアンバー・スウィート(ジェニー・ベス)…… 1人の男性と3人の女性が織りなす人間模様 は、21世紀流と表現すればよいのだ ろうか、会話よりも先に肉体的な関係がある。ジャック・オディアール監督はエリック・ロメール監督の『モード家の一夜』を参考にした と語るが、ウィットに富んだ会話で少しずつお互いの距離を縮めていく展開と、男女の肉体が絡み合うシーンが頻繁に登場する本作とでは まるで対極にあるように思える。が、振付師が演出しモノトーンの色彩で柔らかく包み込んだ裸体は、ロメールの描いた詩情に通じるよう な気もする。デジタル化の進んだ社会に生きる彼らが肌と肌を重ねた瞬間、”孤独”という言葉が浮かび上がって くる。モノクロ映像の中で一瞬、カラフルに映し出されるのが、インターネット越しに甘い言葉をささやくカムガール、アンバー・ス ウィート登場のシーン。彼女が少しずつ素顔をさらけ出していく過程に癒され、心晴れやかになっていくのはいったいなぜだろう。(Mika Tanaka)
 
2021年/フランス/105分/モノクロ・カラー/R18+
原作: エイドリアン・トミネ
監督:ジャック・オディアール 
出演:ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン、ジェニー・ベス ほか
 
Les Olympiades de Jacques Audiard avec Lucie Zhang, Makita Samba, Noémie Merlant, Jehnny Beth; 2021, France, N/B couleur, 105 min R+18
 
 

 
Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
 
5月19日(木)まで
 
『勝手にしやがれ』
60周年4Kレストア決定版(日本初公開)
JPEG - 94.6 kb
Crédits : ©STUDIO CANAL

監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴ ダール
原案:フランソワ・トリュフォー
出演;ジャン=ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ
字幕:寺尾次郎
1960年(2020年4Kレストア版)/フランス/90分
 
À l’écran
À bout de souffle de Jean-Luc Godard avec Jean-Paul Belmondo, Jean Seberg; 1960 restauration 4K 2020, France, 90 min
 

 
National Film Archive of Japan 050-5541-8600
 
5月28日(土)〜6月23日(木)
 
EUフィルムデーズ2022
EU加盟国の在日大使館・文化機関が提供する作品を一堂に上映する映画祭。20回目の節目を迎える本年はEU加盟全27カ国が参加し、EUが重視する文化的多様性と社会的包摂をテーマとした作品を中心に上映。
※当サイトでは、フランス語圏関連作品のみを紹介。
 
5月28日(土)17:00、6月1日(水)15:00
『言葉と行動』Les choses qu’on dit, les choses qu’on fait
2人の男女が互いの身に起きている愛の物語を語り合う。幾人かの男女たちの人生が交差し、軽やかで深淵なる愛のタペストリーが織りなされていく。監督のエマニュエル・ムレは、サッシャ・ギトリやエリック・ロメールの後継者と評され、ラブコメディの名手として一作ごとにその評価が高まっている。
監督:エマニュエル・ムレ
2020年/122分/DCPBD
 
6月10日(金)18:30、21日(火)15:00
『イカした人生』Une vie démente
妊活中の若い夫婦。夫の母親の進行性の難病という想定外の事態に直面し、心の闇を乗り越えようともがく家族の光と影が交差する、ほろ苦く愛おしい物語。メインキャスト3人の生命力あふれる繊細な演技と、驚きのラストシーンに、深い感動を覚えること必至。
監督:アン・シロ&ラファエル・バルボニ
2020年/ベルギー/87分/DCP
 
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