月曜日 2014年8月25日
1999年、カナダのモントリオールで結成されたボッツィーニ・クァルテットは、古典作品から現代の実験的な新しい音楽まで、といった非常に幅広いレパートリーを、独創的な視点と徹底したこだわりで演奏している気鋭のカルテットである。 彼らは、この15年にわたる活動の中で、130曲以上の委託作品を生み出し、他にもおよそ200曲にもおよぶレパートリーを持つ。そして、「Collection QB」という独自のレコードレーベルを創設し、スティーブ・ライヒや近藤譲、ジェームズ・テニーといった現代音楽の巨匠たちの作品や、カナダの若手作曲家たちの作品などを自由に取りあげて録音している。また、ヨーロッパを中心に数々の音楽祭や演奏会といった活動にも精力的に取り組み、カナダのみならず、世界中から高い評価を得ているのである。 そんな、国際的に活躍しているボッツィーニ・クァルテットがこの度、初来日を果たす。今回の4公演では、ジョン・ケージ、近藤譲、モートン・フェルドマンなど、特に現代音楽の作品が選ばれており、常に新しいことに挑戦しているボッツィーニ・クァルテットに相応しいラインナップとなっている。そして、9月11日の日