水曜日 2013年9月25日
秀吉は居城にチェンバロを所有していた。この史実にインスピレーションを得て、チェンバロのL.テシュネらが2007年、和楽器とバロック楽器の奏者を集めて「アンサンブル室町」を結成し、毎年、創造的な音楽活動を繰り広げている。さて、マルグリット・ユルスナールの『東方綺譚』(1938)は、日本・中国・インド・中東・ギリシャの民話を、フランス的感性で編み直した10章からなるオムニバス小説だ。「アンサンブル室町」は今年、『東方綺譚』の各章から、それぞれ1編を選んだ楽曲を、日仏の4人の作曲家(B.デュコル、北爪裕通、E.ルジェ、鈴木純明)に委嘱し初演する。ヴァイオリン奏者ハエ=スン・カン(パリ高等音楽院教授)も客演して、古今東西の夢幻を音にする。
津田ホール 10月26日(土) 18:00 プレトーク 18:30開演 一般 4000円 学生 3000円 チケット予約:0120-240-540(平日 10:00 18:00) お問い合わせ:武智音楽事務所 070-6550-1376 アンサンブル室町事務局 e-mail: office@ensemblemuromachi.or.jp (…)