水曜日 2004年4月7日
フランスといえばワイン、ワインといえばフランス。 ワインはフランスの代名詞といっても過言ではないでしょう。 ワイン好きが嵩じてフランスにのめりこんでいった人も決して少なくはないと思いますが、そんな人たちの間でもオーガニックワインについては、まだまだ未知の分野なのではないかと思います。
オーガニックワインとは、簡単に説明すると、 1)微生物がきちんと活動している畑の土で、化学肥料や合成化学農薬を使用せずに作られたぶどうを使い、 2)醸造過程においても香料、合成タンニン、調味料などといった合成化学物質を加えずに造られた
ワインのことをいいます。つまり、土と造り手の「力」や「個性」がはっきりとワインに現れます。ぶどうの栽培にも醸造にも厳しい規定があり、それに則って造られたものだけが正式なオーガニックワインといえます。
オーガニックワインを造っていくということは、ぶどうを育てる土作りに始まり、病気の予防や除草など、大変な手間とリスクを背負うということです。化学肥料を使ってぶどうに直接栄養を与えるのではなく、ぶどうが土から栄養を吸収できるよう、しっかりと生命活動が行われている土を作ら