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2004年4月 VUETHEOROS テオロス連続セミナーレポート 『ベケットの戯曲を翻訳する』

水曜日 2004年4月7日

VUETHEOROS テオロス連続セミナーレポート 『ベケットの戯曲を翻訳する』(講師長島確) 西田信子
 
テオロスフォーラム2003年春期シリーズでは、昨年に続いてサミュエル・ベケットを取り上げた。『ゴドー』のテクストの解体を試みた演出家岡本章(錬肉工房)、ベケット・ライブと銘打って後期作品の上演に取り組む女優鈴木理江子、そして鈴木の上演に際して新訳を手掛ける長島確の3人を講師に迎え、現代における上演と翻訳の問題に焦点を当てている。その中から、ベケットによって「書かれたもの」に翻訳家として向き合う、長島確の話を紹介する。 ◆ベケットが訳すベケット  ベケット作品は、書かれた世界のみならず、その存在自体が風変わりな問題を孕んでいる。まず、正確な作品数を数えられない点を、講師は指摘する。ベケットは最初仏語で書いたものを自ら英語に翻訳し、また英語で書いたものを仏語に翻訳した。それら二つの版には、著書自身による訳でありながら、細かい違いが見られる。最初の版と一種の改訂版である翻訳版は、同じ作品なのか、別の作品なのか。著書自身によって、原典の正当性がはぐらかされているのである。

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