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2003年5月 おしまいのないゲーム F=M・プサンティ演出『ゲームの終わり』

水曜日 2003年5月7日

松原道剛 VUETHEOROS
  「おしまい、おしまいだ、おしまいだろう、たぶんおしまいだろう。」−客席が静まり、客電がおち、やがて舞台で唯一のシーリングライトが点灯されると、舞台中央にハムが上をむいて顔面に布切れをのせて眠っているのか、椅子に腰掛けている。一方、上手側舞台前面、広くないフラットな舞台の客席前列からすぐ目の前に立っているクロヴがおもむろにこの冒頭の台詞を語る。  最初の台詞、そのフランス語の文章の意味を聴きとる前に、ひとつの単語、いや、ひとつの音節−それは正確にいえばひとつの母音といくつかの子音−を聴こうとする、いや聴いてしまう、そのような瞬間の存在する舞台があるというのは本当のことだ。もちろん、そのイントネーション、それにテンポ、とくに、この作品の、とかく議論のたえないこの有名な台詞の意味をくみ取ろうとする観客にとっても、そのニュアンスを聴きとる前にその意味を付加される以前の「音」に耳を澄ましてしまう。 (…)

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