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2002年 VueTheoros シーシュポスの神話の丘 C・スキアレッチ演出『肝っ玉おっ母とその子供たち』
水曜日 2002年3月6日
水曜日 2002年3月6日
VueTheoros
シーシュポスの神話の丘 C・スキアレッチ演出『肝っ玉おっ母とその子供たち』 松原 道剛
この劇場の横長で奥行きのない舞台に、3シーズン目の今回のブレヒトには幕はなく、薄暗いなかに、床面が下手から上手までずっと並行に人の背丈ほどの高さに畝っている。奥行きをとれないためか、かなりの勾配の斜面から中央部分だけ、取り払われた客席のほうへ平面になって四角く出っ張っている。その仮設の下手側、客席のレベルに音楽家たちの場所、7つの椅子とアップライトピアノと小太鼓などの打楽器が並べられている。 煙草の煙だらけのロビーで時間を潰して、ほぼ満員の客席の指定された席につくと、いつのまにか7人の音楽家、2人のフルーティスト、それにトランペット、パーカッション、ギター、アコーディオンの各奏者と指揮者を兼ねるピアニストが登場していて、ベルがなるでもない、舞台が明るくなるでもない、しばらくして音楽の演奏が始まると開演である。 (…)