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2005年2月 演劇フラヌリー 第9回 オッフェンバック・ルネサンス
日曜日 2005年2月6日
日曜日 2005年2月6日
いつもは日本の舞台にかかったフランス演劇を題材に筆を遊ばせているこの連載ですが、今回は趣向を変えて、フランスの舞台を取り上げてみたいと思います。とはいえ、日本でもDVDが発売されているオッフェンバックのオペレッタの話なので、皆さんもご覧になれる、ということでお許しいただくことにしましょう。ご紹介したいのはミンコフスキー指揮、ローラン・ペレー演出によるオッフェンバックです。すでに『地獄のオルフェ』(日本では『天国と地獄』とも呼ばれる作品です)、『美しきエレーヌ』の2作がDVDで発売されています。さらに本年のシーズンには第3弾の『ジェロルスタン女大公殿下』もパリのシャトレ劇場にかかっていますが、これは先般、私がフランスに赴いた際に見たいと思っていた矢先、偶然にもテレビで舞台中継されていたのでそれを見ました。前2作同様、こちらもそう遠からず、映像化されることと思われます。 (…)