フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

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東京で上映されるフランス語圏映画 2017年7月発信
投稿日 2017年7月3日
最後に更新されたのは 2017年7月20日
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Theater Image Forum 03-5766-0114
 
7月22日(土)〜8月18日(金)
 
特集上映》ドゥミとヴァルダ、幸せについての5つの物語
Jacques Demy et Agnès Varda: 5 films sur le bonheur
 
 古くなったもの。時間が経ったもの。そんなものがむしょうに恋しくなることがある。ジャック・ドゥミとアニエス・ヴァルダの映画は、私たちをそんな世界にいざなってくれる。ヌーヴェルヴァーグを率いた2人は、活躍当時、多くの映画人に影響を与え、多くの映画ファンを喜ばせた。そして時代が経った今も、私たちに「古きよきもの」に対する静かな感動を届けてくれる。ドゥミとヴァルダは、夫婦として、そして映画仲間として、手を取り合ってきた。そんな彼らの関係が透けて見えるような、愛おしい5作品に加え、ヴァルダの短編『Les 3 boutons(3つのボタン)』も併せて上映される。
ドゥミ監督による『ローラ』と『天使の入江』は、モノクロでありながら、砂糖菓子のような淡い色彩が感じられる詩情豊かな2本。そんな彼のインスピレーションの源は、彼自身の少年時代だった。ヴァルダの『ジャック・ドゥミの少年期』を見ると、ドゥミ作品の数々がどのように誕生したか知ることができる。1990年、白血病で他界したドゥミを看取ったヴァルダは、89歳となった今も精力的に活動を続けている。自身の映画の製作に加え、ドゥミ作品の修復、普及に尽力するヴァルダ。映画の中だけでなく、ヴァルダの人生にも「愛」が溢れていることを知る。ヴァルダ作品は『5時から7時までのクレオ』、『幸福』のほか、短編の『Les 3 boutons(3つのボタン)』の上映もあるのが嬉しい。トークショーもあるので、イメージ・フォーラムのウェブサイトで確認を。(Mika Tanaka)
 
『ローラ』Lola
監督:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:アヌーク・エーメ
1961年/モノクロ/88分
 
La baie des Anges
La baie des Anges
© ciné tamaris 1994
『天使の入江』La baie des Anges
監督:ジャック・ドゥミ
出演:ジャンヌ・モロー
1963年/モノクロ/85分
 
『ジャック・ドゥミの少年期』Jacquot de Nantes
監督:アニエス・ヴァルダ
出演:フィリップ・マロン、エドゥワール・ジュポー、ローラン・モニエ、ジャック・ドゥミ
1991年/120分
 
『5時から7時までのクレオ』Cléo de 5 à 7
監督:アニエス・ヴァルダ
出演:コリンヌ・マルシャン、アントワーヌ・ブルセイユ、アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ
1961年/フランス・イタリア/90分
 
『幸福(しあわせ)』Le bonheur
監督:アニエス・ヴァルダ
出演:ジャン=クロード・ドルオー、クレール・ドルオー、マリー=フランス・ボワイエ
1965年/80分
 
 

 
Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
Human Trust Cinéma Shibuya 03-5468-5551
 
7月22日(土)より
<span class="caps">JPEG</span> - 69.8 kb
© 2016 Chic Films – La Petite Reine Production – M6 Films – Wild Bunch
 
『ボン・ボヤージュ 〜家族旅行は大暴走〜』 À fond
 
美容整形外科医の父・トム(ジョゼ・ガルシア)。精神科医の母・ジュリア(カロリーヌ・ヴィニョ)。反抗期真っ盛りの9歳の娘リゾン(ジョゼフィーヌ・キャリーズ)、アニメ大好きの7歳の息子ノエ(スティラノ・ルカイエ)。そして、4人家族のドライブ旅行にサプライズ参加したおじいちゃんのベン(アンドレ・デュソリエ)。夏休みを楽しく過ごすはずが、ブレーキの故障で時速160キロで暴走する新車に閉じ込められることに……出産間近の大きなお腹を抱えて「ネガティブな思考はよくないわ」と家族をなだめながらも、自分自身がぶっちぎれるジュリア。これで最期と、自分の失態を打ち明け始めるベン。しわ取りの治療をした患者からひどい顔に豹変してしまったと電話で受けておろおろするトム。暴走中の車の中で、会話はすさまじくも歯切れのよいテンポで進んでいく。アクション映画の緊迫感と、コメディ映画の笑い。見終わった後のすっきり感は、ハリウッド映画とはひと味違うフランスの香りがする。夏休み、どこへ出かける予定がない人も、涼しい映画館の中で思い切り笑って、日頃の疲れを吹き飛ばして。 (Mika Tanaka)
 
監督:ニコラ・ブナム
出演:ジョゼ・ガルシア、アンドレ・デュソリエ、カロリーヌ・ヴィニョ
2016年/92分
 
 

 
Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
 
7月1日(土)〜14日(金)
俳優生活60周年記念特集上映
<アラン・ドロンに魅せられて>
近年スクリーンで観ることのできなかった貴重な作品も含めて2週間限定上映。
 
『山猫』(4K修復版)Le guépard Il gattopardo
監督:ルキーノ・ヴィスコンティ
出演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ
1953年/イタリア•フランス/187分/カラー/イタリア語版
 
『地下室のメロディー』Mélodie en sous-sol
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
出演:ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ヴィヴィアーヌ・ロマンス
1963年/118分/モノクロ
 
『冒険者たち』Les aventuriers
監督:ロベール・アンリコ
出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス
1957年/113分/カラー
 
『太陽が知っている』La piscine
監督:ジャック・ドレー
出演:アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、モーリス・ロネ、ジェーン・バーキン
1969年/イタリア・フランス/124分/カラー
 
『リスボン特急』Un flic
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーヴ、リチャード・クレンナ
1972年/イタリア・フランス/96分/カラー
 
『スワンの恋』Un amour de Swann
監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:ジェレミー・アイアンズ、オルネラ・ムーティ、アラン・ドロン、ファニー・アルダン
1983年/フランス・西ドイツ/110分/カラー
 
7月22日(土)より
 
『パリ•オペラ座 夢を継ぐ者たち』
監督:マレーネ・イヨネスコ
出演:マチュー・ガニオ、アニエス・ルテスチュ、ウイヤーナ・ロパートキナ、オニール八菜
2016年/86分
 
 

 
Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
 
7月7日(金)まで
 
<span class="caps">JPEG</span> - 80.1 kb
© 2016 LES PRODUCTIONS DU TRESOR - WILD BUNCH - ORANGE STUDIO - LES FILMS DU FLEUVE - SIRENA FILM
『ザ•ダンサー』La danseuse
 
時は19世紀。奔放な父親と2人で田舎暮らしをしていたマリー=ルイーズ(ソーコ)は、父の死をきっかけに、ニューヨークの母の元へ身を寄せる。女優に憧れ、写真のモデルや芝居の脇役を健気に演じる彼女に、あるとき幸運の女神が微笑む。観客席から喝采を浴びたマリー=ルイーズは、ロイ・フラーという芸名をたずさえ、新しい芸術に挑み始める。振り付け、衣装、照明—— ロイのビジョンは「女優」という枠をどんどん超え、その活躍の場はニューヨークからパリへと移っていく。モデルとなった人物は、ベル・エポックのパリに熱狂を巻き起こし、マネの絵『フォリー・ベルジェール』でも知られる、モダン・ダンスの先駆者、ロイ・フラー。照明の色や角度にこだわり、シルクの衣装が暗闇の咲く花のように美しく見えるよう、自らに過酷な動きを課した彼女の舞台裏を、写真家出身のステファニー・ディ・ジュースト監督は、克明に描いた。華麗な舞台の最中に聞こえるロイの激しい息づかい、あざだらけの肩、過剰なほどの劣等感……映画の後半から登場するイサドラ・ダンカン(リリー=ローズ・デップ)との対比は痛ましいほど。そんな「自信のない成功者」だからこそ、彼女を支えるガブリエル(メラニー・ティエリー)や、マルシャン(フランソワ・ダミアン)らの存在感が大きく感じられる。ロイを愛し、傷ついていくルイ・ドルセー伯爵(ギャスパー・ウリエル)の繊細な心の動きが、なんとも切ない。(Mika Tanaka)
 
監督:ステファニー•ディ•ジュースト
出演:ソーコ、リリー=ローズ•メロディ•ディップ、ギャスパー•ウリエル、メラニー•ティエリー
2016年/フランス•ベルギー•チェコ/フランス語•英語/108分/PG12
 
 

 
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
Cinémart Shinjuku 03-5369-2831
 
Yebisu Garden Cinéma、7月28日まで
シネマート新宿、7月7日まで
 
<span class="caps">JPEG</span> - 96.9 kb
© 2013 - ACAJOU FILMS - PATHE PRODUCTION - ORANGE STUDIO - TF1 FILMS PRODUCTION - CANEO FILMS - SCOPE PICTURES - CD FILMS JAPPELOUP INC.
『世界にひとつの金メダル』 Jappeloup
 
1984年のロサンゼルスオリンピック。1988年のソウルオリンピック。映画は、この2つのオリンピックに挑戦した馬術選手・ピエール・デュランという実在の人物をモデルにつくられた。弁護士としてのキャリアを捨て、ピエール(ギョーム・カネ)は、一度はあきらめた馬術への道を再スタートする。彼がパートナーに選んだのは、ジャップルーという気性が激しい馬。欠点だらけのジャップルーは誰からも期待されず、ジャップルー自身も人間嫌いだ。そんな若馬に秘められた類い稀な才能を見抜き、ピエールはジャップルーとともにオリンピックを目指す。映画の魅力は、オリンピック選手を支える周囲の人たちとの交流が丁寧に描かれているところ。父セルジュ(ダニエル・オートゥイユ)、かつての馬術仲間であり妻となったナディア(マリナ・ハンズ)、馬への愛情に溢れる若き厩務員のラファエル(ルー・ドゥ・ラージュ)……こんな周囲の人々の忍耐と努力の積み重ねがあったからこそ、ピエールの金メダルを手にすることができたのだろう。男女の差に左右されない競技であり、動物が挑戦できる唯一の競技でもある、馬術。2020年の東京オリンピックまであと3年。馬術選手や馬たちは、どんなドラマを届けてくれるだろう。 (Mika Tanaka)
 
監督:クリスチャン•デュゲイ
出演:ギョーム•カネ、マリナ•ハンズ、ダニエル•オートゥイユ、ドナルド•サザーランド
2013年/フランス•カナダ/130分
 
 

 
Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
 
上映中
 
『おとなの恋の測り方』Un homme à la hauteur
監督:ローラン•ティラール
出演:ジャン•デュジャルダン、ヴィルジニー•エフィラ
2016年/99分
 
 

 
Waseda Shochiku 03-3200-8968
 
7月8日(土)〜14日(金)
二本立て(当サイトでは、フランス語圏関連作品のみ紹介)
<span class="caps">JPEG</span> - 96.1 kb
©Shayne Laverdière, Sons of Manual
『たかが世界の終わり』 Juste la fin du monde
“家は、安らぎの港ではない”。
オープニングのシーンで、フランスの歌姫・カミーユが英語で歌う歌詞がいたい。血が通うことのない、空虚な家族のありさまが淡々と描写される歌を、字幕が追いかける。しかし、この映画で描かれるのは、カミーユの歌のような家族でありながら、そうではない。この映画の登場人物は、誰もが、「愛されたい、愛し合いたい」という思いに溢れているからだ。
「私はあなたを理解できない。でも、あなたを愛している。この思いは誰にも奪えないのよ」と、息子のルイ(ギャスパー・ウリエル)に寄り添う母・マルティーヌ(ナタリー・バイ)の言葉がそれを物語っている。
ゲイであるルイは、家を出て作家として成功する。家に帰ることはなかったが、誕生日の絵葉書だけは家族に送り続けていた。そしてある日、自分がもうすぐ死に行く身であることを告げに、12年ぶりに帰郷する。結婚して子を授かり、地道な仕事で生計を立てる兄・アントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。引っ込み思案ながらも、ルイの真意を読み取り、夫・アントワーヌとの関係を案じる兄嫁・カトリーヌ(マリオン・コティヤール)。幼い頃、家を出てしまった兄との距離感に迷いながらも、ルイへの憧れを素直に伝えるシュザンヌ(レア・セドゥ)。そして、騒がしく情にあつい母・マルティーヌ。テーブルを囲む様子は、決して”和気あいあい”というわけではない。アントワーヌはいつも不機嫌で、母に妻に妹に、粗暴な言葉を投げかける。そして、その粗暴な態度は、ルイにより強く向けられていく・・・・・・この映画でもっとも誤解されやすく、もっとも愛情に敏感なのは、アントワーヌではないかと、はっと気づく瞬間がある。不器用でお互いを傷つけてしまう、痛々しい家族模様。それは、もしかすると、波風立たないように取り繕う家族よりもずっとあたたかい居場所になり得るかもしれない。 (Mika Tanaka)
 
監督:グザヴィエ•ドラン
出演:ギャスパー•ウリエル、レア•セドゥ、マリオン•コティヤール、ヴァンサン•カッセル、ナタリー•バイ
カナダ•フランス/フランス語/99分/PG12
 
 

 
Shimotakaido Cinéma 03-3328-1008
 
7月29日(土)〜8月4日(金)12:20
<span class="caps">JPEG</span> - 94 kb
© 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinéma
『未来よ こんにちは』 L’avenir
 
パリの高校で哲学の教師をつとめるナタリー(イザベル・ユペール)。
夫は、同じく哲学の教鞭をとる夫・ハインツ(アンドレ・マルコン)。二人の子供は成人し自立、わがままな母親の介護に振り回されながらも、教職や本の執筆をきびきびとこなす毎日だ。このままずっと、同じような日常が続くかと思っていた矢先、ナタリーはハインツから突然別れを告げられる。ナタリーを落ち込ませたのは、それだけではなかった。母親の他界、仕事の低迷、かつての教え子からもらった厳しい言葉…… 運命はナタリーに優しく微笑みはしない。カメラは、そんなナタリーを淡々と追う。感傷的でもなければ、残酷でもない。多くを失い、ときに涙しながらも、日々の生活をせわしなく送る彼女を、カメラはずっと追い続ける。字面だけでみると、惨めとしかいいようのない熟年女性の人生。でも、イザベル・ユペールは、魔法のような香り立つ演技で彼女に花を添える。そして、監督のミア・ハンセン=ラブは、「希望」という大きな花束を、孤独な主人公・ナタリーに届けた。彼女でしか受け取ることのできない贈り物を。
「幸福が来なければ希望は延び、幻想の魅力はその原因である情熱と同じだけ続きます•••(中略)•••手に入れたものより期待するもののほうが楽しく、幸福になる前だけが幸福なのです」。哲学の授業中、ナタリーが『ジュリーあるいは新エロイーズ』(ルソー)のこの一節を朗読するシーンがある。イザベル・ユペールのハスキーで低い声の余韻が今でも心に残る。(Mika Tanaka)
 
監督:ミア・ハンセン=ラブ
出演:イザベル・ユペール、アンドレ・マルコン、ロマン・コリンカ、エディット・スコブ 
2016年/フランス・ドイツ/102分/PG12
 
 




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