フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

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Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
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http://franc-parler.jp

東京で上映されるフランス語圏映画 2017年1月発信
投稿日 2016年12月25日
最後に更新されたのは 2017年1月25日
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Iwanami Hall 03-3262-5252
https:www.iwanami-hall.com

上映中

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© Pastorale Productions- Studio 99

『皆さま、ごきげんよう』Chant d’hiver

始まりは、パリの革命直後の時代。貴族(リュファス)が、ギロチンにかけられる。次に描かれるのは、戦車に乗った兵士たち。民家から金品を奪い、主人のいないテーブルで料理をむさぼる。そして血だらけの手を洗って、洗礼を受ける・・・・・・字面で表すとまるでバイオレンス映画だ。しかし、これらの心が重くなるシーンを、イオセリアーニ監督は、映像の魔術で、軽いタッチのコメディに変えていく。そして、舞台は現代のパリへ。武器商人という、裏の顔を持つアパートの管理人(リュファス)と、骸骨集めが大好きな人類学者(アミラン・アミラナシュヴィリ)は、不思議な縁で結ばれている。この2人の悪友をメインに、滑稽で愛すべき群像劇が描かれる。イオセリアーニ・ワールドには、世の中でまかりとおっている弱者への痛い仕打ちは存在しない。移民も、ホームレスも、この映画の中では、追いやられることなく、自分たちの役割や居場所をちゃんと持つ。ごっつい顔したごろつきのおじさん(トニー・ガトリフ)も、こつこつと材料を集め、小さな家を建てる男(マチュー・アマルリック)も、「えらい人」と呼ばれる人々と同じように人格を持ち、堂々と生きている。 原題「Chant d’hiver」は、「冬の歌」という意味。イオセリアーニ監督の出身、グルジア(ジョージア)の古い歌のタイトルだ。♪冬が来た。空は曇り、花はしおれる。それでも歌を歌ったっていいじゃないか♪

「私が観客と共に作り上げたいのは、称賛ではなく、共に抱ける友情なんだ」とイオセリアーニ監督は語る。映画館を出て「楽しかったなあ、もうひとりきりじゃない、お祝いに一杯やるとしよう!」そんな気持ちになってもらいたいと。「まるで牢獄のように見える壁にも、美しい異国の植物や綺麗な女の子で一杯の、まるで地上の楽園みたいな不思議な庭に通じる扉が開いている」「幸福は、それに目を向ける時間がなければ、行き違ってしまう」。
そんなイオセリアーニ監督の哲学を、この映画から存分に感じ取ろう。(Mika Tanaka)

監督:オタール・イオセリアー二
出演:オタール・イオセリアー二、リュファス、アミラン•アミラナシュヴィリ、ピエール•エテックス、マチュー•アマルリック、トニー•ガトリフ
2015年/フランス•ジョージア/121分

www.bitters.co.jp/gokigennyou/

Théâtre Image Forum 03-5766-0114
www.imageforum.co.jp

上映中

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©MOVEMOVIE - FRANCE 2 CINÉMA - MELY PRODUCTIONS

『Tomorrow パーマネントライフを探して』Demain
“Je vais bien, ne t’en fais pas”(邦題『心配しないで』)または『マイ・ファミリー 遠い絆』で、成長していく少女を体当たりで演じたメラニー・ロラン。あれから10年ほどの歳月が流れた。彼女は、新人のフランス女優から、ハリウッドへと羽ばたき、今では映画監督も手がけるほどになった。そんな彼女が、このドキュメンタリー映画で、「子を持つ母」として、未来を案じ、今、自分たちにできることが何かを模索する。
「私たちが今のライフスタイルを続ければ、人類は絶滅する恐れがある。それも決して遠くない未来に」
2012年、21人の科学者たちが『ネイチャー』に発表したこの警告が、映画製作のきっかけとなる。自分たちの未来を守るために、何ができるのかー メラニー・ロランは何者を演じることなく、等身大の姿で国内外を旅し、さまざまな社会活動を行う人々と出会う。
自給自足を始めたデトロイト(米国)、トッドモーデン(英国)。自然と共存する農法が決して非効率ではない、むしろ効率的であることを証明したル・ベック・エルアンの農場(フランス)。島内の再生可能エネルギーが35%というレユニオン島。ゴミ・ゼロの都市として知られるサンフランシスコ(米国)。「教師は絶対ではない」と自戒し、理想的な教育を追求するフィンランド・・・この映画には、人の良心を信じ、地球を愛し、自分たちの力で未来を創っていこうとする人たちが出演する。インタヴューを受ける活動家たちは、決して、活動していない人を責めることはない。誰でも、何かができることを教えてくれる。優しく、明るい目で。
インドのヴァンダナ・シヴァ女史のまなざしが忘れられない。
彼女はこう問いかける。「逆らう」ことがよい未来をつくるの?と。私たちはすべきことは2つ。地球からの贈り物(自然や資源)を大切にすること。そして、個人を尊重することだ。私たちひとりひとりは、個人として独立している。完全に自由なのだという言葉に、心が救われる。 (Mika Tanaka)

監督:シリル・ディオン、メラニー•ロラン
出演:シリル・ディオン、メラニー•ロラン、ロブ・ホプキンス、ヴァンダナ•シヴァ、ヤン•ゲール
2015年/英語•仏語/120分

www.cetera.co.jp/tomorrow

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© 2014 SBS PRODUCTIONS - SBS FILMS - CLOSE UP FILMS -
ARTE FRANCE CINEMA

1月21日(土)より
『パリ、恋人たちの影』L’ombre des femmes
監督:フィリップ・ガレル
出演:クロティルド•クロー、スタニスラス•メラール、レナ•ポーガム
2015年/73分/モノクロ

www.bitters.co.jp/koibito/

Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
www.bunkamura.co.jp

上映中

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©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016

『ミルピエ〜パリ•オペラ座に挑んだ男〜』Relève: histoire d’une création
バレエの殿堂として君臨する、パリのオペラ座。この、オペラ座の新しい芸術監督として抜擢されたのは、映画『ブラック・スワン』の振り付けを手がけたバンジャマン・ミルピエだった。バレエ界の異端児と呼ばれ、史上最年少の芸術監督に抜擢されたミルピエが、オペラ座での新作『クリア、ラウド、ブライト、フォワード』を完成させるまでの40日間を追ったドキュメンタリーがこの作品だ。「僕らはもっと上を目指せるはずだ」「国籍も肌の色も違うダンサーを起用したい。差別はバカげてる」白人至上主義の傾向が強いバレエ界に、ミルピエは真っ向から立ち向かう。「社会の手本になれないバレエは意味がない」という彼の言葉に、オペラ座の、パリの未来が垣間見える。若いエネルギーが結集するオペラ座のバックステージでは、iPhoneを活用できないと、ぼやく声も。歴史と伝統があるということは、設備が最新技術に対応しづらいというデメリットもある。そんなときの、オペラ座総裁、ステファン・リスネ氏の言葉にパリの誇りを感じる。「大型客船は動かすのは楽じゃないが、必ず動くから安心してくれ」
「寛容の精神を忘れたくない」と自戒し、ダンサーひとりひとりの個性を大切にするミルピエの生き方が、「芸術とは何か」という問いに対する答えそのものだと思う。 (Mika Tanaka)

監督:ティエリー・デメジエール、アルバン•トゥルレー
出演:バンジャマン・ミルピエ
出演ダンサー:レオノール•ボラック、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン•ルーヴェ、アクセル•イーボ、エリオノール•ゲリノー
2015年/114分

www.transformer.co.jp/m/millepied

Shinjuku Cinéma Qualité 03-3352-5645
http://qualite.musashino-k.jp/

1月上旬まで
『ヒッチコック/トリュフォー』Hitchcock/Truffaut
監督:ケント・ジョーンズ
出演:アルフレッド•ヒッチコック、フランソワーズ•トリュフォー、マーティン•スコセッシ、デビット•フィンチャー、ウェス•アンダーソン、黒沢清
2015年/アメリカ•フランス/英語•フランス語•日本語/80分

http://hitchcocktruffaut-movie.com/

1月21日(土)より
『はなればなれに』Bande à part
監督:ジャン=リュック•ゴダール
出演:アンナ•カリーナ、サミー•フレイ、クロード•ブラッスール
1964年/96分/フランス語•英語/モノクロ

Shibuya Uplink 03-6821-6821
www.uplink.co.jp/

上映中

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© LES FILMS DU WORSONOODLES PRODUCTIONVOLCANO FILMSEVO FILMS A.I.E.SCOPE PICTURESLEFT FIELD VENTURES / DEPOT LEGAL 2015

『エヴォリューション』Évolution
とある小さな島。
ここに住んでいるのは少年と女性だけ。
映画は、10歳のニコラ(マックス・ブラバン)が海に潜り、「何か」をみつけるシーンから始まる。奇妙な映像、奇妙な展開。でも、当初想像していたようなグロテスクさとはかなり違う。そして、はっと気づく。その光景は、私たちがこどもの頃に既に体験していたかもしれないものだった、と。ルシール・アザリヴィック監督の長編デビュー作『エコール』に心奪われた人なら、きっとわかるはずの美しさ。幼児でもなく、大人でもない。思春期の少年少女たちの、不安と好奇心のはざまで揺れ動く感性が、かつての少年少女だった私たち大人の心に飛び込んでくる。
「大人に従わなければならないけど、強い感情を持っている。そんな子どもたちの感情を表現したかった」と語ったアザリロヴィック監督。
フランス語と日本語。そんな言語の違いは決して壁にはならないことを、彼女の繊細な映像が教えてくれる。 (Mika Tanaka)

監督:ルシール・アザリロヴィック
出演:マックス•ブラバン、ロクサーヌ•デュラン、ジュリー=マリー•パルマンティエ
2015年/フランス•スペイン•ベルギー/81分

ルシール・アザリロヴィック監督の未公開作品をレイトの回のみ併映。
『ネクター』Nectar
監督:ルシール・アザリロヴィック
出演:オルガ・リャザーノワ、ブリジット・ロシエロ、カンタン・ブリュシュー
2014年/18分

http://www.uplink.co.jp/evolution/

Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
www.cineswitch.com/

1月21日(土)より
『ショコラ 君がいて、僕がいる』Chocolat
監督:ロシュディ・ゼム
出演:オマール•シー、ジェームス•ティエレ、クロティルド•エスム、オリヴィエ•グルメ
2015年/119分/PG12

http://chocolat-movie.jp/

Shimotakaido Cinéma 03-3328-1008
www.shimotakaidocinema.com

1月7日(土)〜13日(金) 16:45
『男と女』製作50周年記念 デジタル•リマスター版Un homme et une femme
監督:クロード•ルルーシュ
音楽:フランシス•レイ
出演:アヌーク•エーメ、ジャン=ルイ•トランティニャン、ピエール•バルー
1966年/104分

1月21日(土)〜27日(金) 16:50

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©1966 Casbah Films, Inc. All rights reserved.

『アルジェの戦い』デジタルリマスター/オリジナル言語版 La Bataille d’Alger
フランス語に興味を持ち、フランス語圏の人たちとコミュニケーションを取りたいと思った人に、必ず知っていてほしいことがいくつかある。その1つを鮮明に語ってくれるのが、この『アルジェの戦い』だ。1954年から1962年、フランスの支配下に置かれていたアルジェリアは、多くの命の犠牲をもとに独立を勝ち取った。そのときいったい何が起きていたのか?この映画はそのときの状況を淡々と描く。監督は、ジッロ・ポンテコルヴォ。ユダヤ人として生まれ、第二次世界大戦中はレジスタンス運動のリーダーとして活躍したポンテフォルヴォ。ジャーナリストであった彼は、ロベルト・ロッセリーニ監督の『戦火のかなた』を見たことがきっかけで、映画製作へと乗り出す。記録映像は一切使わず、目撃者や当事者らの証言、残された記録などをもとに、彼はドキュメンタリーをつくるかのように、『アルジェの戦い』をつくりあげた。映画に感銘を受けたのは、ヨーロッパの観客だけではない。日本でも多くの観客の心を動かし、1967年の『キネマ旬報』の外国映画年間ベスト・テンで第1位に選ばれる。ジャン=リュック・ゴダール監督の『気狂いピエロ』や、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『欲望』など、多くの名作が並ぶ中での栄冠だった。(Mika Tanaka)

監督:ジッロ•ポンテコルヴォ
出演:ジャン•マルタン、ヤセフ•サーディ、ブラヒム•ハギャグ、トマソ・ネリ、ファウジア・エル・カデル
1966年/原語 La Battaglia di Algeri/イタリア•アルジェリア/モノクロ/121分/フランス語•アラビア語

http://algeri2016.com/

1月21日(土)〜27日(金) 19:15
1月28日(土)〜2月3日(金) 21:15
『勝手にしやがれ』À bout de souffle
監督:ジャン=リュック•ゴダール
出演:ジャン=ポール•ベルモンド、ジーン•セバーグ
1960年/90分

1月21日(土)〜27日(金) 21:15
1月28日(土)〜2月3日(金) 19:15
『気狂いピエロ』Pierrot le fou
監督:ジャン=リュック•ゴダール
出演:ジャン=ポール•ベルモンド、アンナ•カリーナ
1965年/フランス•イタリア/105分




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