フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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東京で上映されるフランス語圏映画 2016年10月発信
投稿日 2016年9月14日
最後に更新されたのは 2016年11月9日
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Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
Shinjuku Cinéma Qualité 03-3352-5645
 
<span class="caps">JPEG</span> - 61.5 kb
© FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONSLFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinéma

10月15日(土)より

『ダゲレオタイプの女』 La femme de la plaque argentique
「ダゲレオタイプ」。それは、フランスで生まれた世界最古の写真撮影法。ネガではなく、直接銀板に焼き付けるため、写真は世界に1点しか存在しない。撮影そのものに時間がかかるため、モデルは、長時間、身体を拘束される。写真家の父・ステファン(オリヴィエ・グルメ)のもとで被写体となる娘・マリー(コンスタンス・ルソー)は、1,2時間にも渡り、同じ姿勢を強いられた。撮影が終わると顔は青ざめ、倒れ込むほどの状態だ。しかし、娘の犠牲の上に成り立つダゲレオタイプの写真は、芸術と呼ぶに値する輝きを放っていた。
あるとき、ステファンの新しい弟子として、一人の青年が古びた屋敷にやってくる。ジャン(タハール・ラヒム)だ。未熟で誠実な青年は、ステファンの神業に魅了され、また、献身と自立のはざまで揺れる娘・マリーに魅了される。やがて、ジャンの人生の歯車が、少しずつ狂い始める・・・・・・監督は、『岸辺の旅』で、第65回カンヌ国際映画祭(2015年)の「ある視点部門監督賞」に輝いた、黒沢清。本作が、初の海外進出作品となる。愛とは?芸術とは?永遠とは?芥川龍之介の『地獄変』が、まるで21世紀のフランスでよみがえったかのような世界。想像と現実の境がわからなくなるような、全編を通してミステリアスな空気が漂う中、マチュー・アマルリック演じるヴァンサンが登場するシーンと、モデルとなる老婦人が出演するシーンだけは、明るいトーンに変わり、ほっとした気分になれる。(Mika Tanaka)
監督:黒沢清
出演:タハール•ラヒム、コンスタンス•ルソー、オリヴィエ•グルメ、マチュー•アマルリック、マリック・ジディ
2016年/フランス•ベルギー•日本/131分/PG12
 
 

 
K’s Cinéma 03-3352-2471
10月8日(土)〜11月4日(金)
<span class="caps">JPEG</span> - 60.5 kb
©1966 Casbah Films, Inc. All rights reserved.
『アルジェの戦い』デジタルリマスター/オリジナル言語版 La Bataille d’Alger
 
フランス語に興味を持ち、フランス語圏の人たちとコミュニケーションを取りたいと思った人に、必ず知っていてほしいことがいくつかある。その1つを鮮明に語ってくれるのが、この『アルジェの戦い』だ。1954年から1962年、フランスの支配下に置かれていたアルジェリアは、多くの命の犠牲をもとに独立を勝ち取った。そのときいったい何が起きていたのか?この映画はそのときの状況を淡々と描く。監督は、ジッロ・ポンテコルヴォ。ユダヤ人として生まれ、第二次世界大戦中はレジスタンス運動のリーダーとして活躍したポンテフォルヴォ。ジャーナリストであった彼は、ロベルト・ロッセリーニ監督の『戦火のかなた』を見たことがきっかけで、映画製作へと乗り出す。記録映像は一切使わず、目撃者や当事者らの証言、残された記録などをもとに、彼はドキュメンタリーをつくるかのように、『アルジェの戦い』をつくりあげた。映画に感銘を受けたのは、ヨーロッパの観客だけではない。日本でも多くの観客の心を動かし、1967年の『キネマ旬報』の外国映画年間ベスト・テンで第1位に選ばれる。ジャン=リュック・ゴダール監督の『気狂いピエロ』や、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『欲望』など、多くの名作が並ぶ中での栄冠だった。(Mika Tanaka)
 
監督:ジッロ•ポンテコルヴォ
出演:ジャン•マルタン、ヤセフ•サーディ、ブラヒム•ハギャグ、トマソ・ネリ、ファウジア・エル・カデル
1966年/原語 La Battaglia di Algeri/イタリア•アルジェリア/モノクロ/121分/フランス語•アラビア語
 
 

 
Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
10月29日(土)より
『92歳のパリジェンヌ』La dernière leçon
監督:パスカル•プザドゥー
出演:サンドリーヌ•ボネール、マルト•ヴィラロンガ、アントワーヌ•デュレリ、ジル•コーエン
2015年/106分
 
 

 
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
上映中
『男と女』製作50周年記念 デジタル•リマスター版Un homme et une femme
監督:クロード•ルルーシュ
音楽:フランシス•レイ
出演:アヌーク•エーメ、ジャン=ルイ•トランティニャン、ピエール•バルー
1966年/104分
 
 

 
Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
10月21日(金)まで 
<span class="caps">JPEG</span> - 111.4 kb
© 2015 Les Films 13 - Davis Films - JD Prod - France 2 Cinéma 
『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』UN+UNE
 
始まりの舞台はインド。貧しい青年が宝石店を襲うシーンから始まる。刑務所で服役中の青年を映画監督が訪れ、彼の映画を撮りたいと申し出る。タイトルは『ジュリエットとロミオ』。ボリウッド版の『ロミオとジュリエット』だ。映画音楽を手がけることになったアントワーヌ(ジャン・デュジャルダン)は、フランス・パリからインド・ニューデリーへと向かう。現地で歓迎されたアントワーヌは、晩餐会で、フランス大使の妻アンナ(エルザ・ジルベルスタイン)と楽しい会話を交わす。有能で優しい夫(クリストファー・ランバート)を愛するアンナと、才能あふれるピアニストのアリス(アリス・ポル)を愛するアントワーヌ。愛に満たされているかのような2人の男女が、惹かれ合い、戸惑い、自分たちの人生を生きていく過程を、クロード・ルルーシュ監督が、「映画」という方法で描き出す。
「私は映画のもつ力が人の心を2時間で変えられると信じている」。ルルーシュ監督のこの信念の強さを、この映画を最後まで見た人ならきっと理解できるのではないかと思う。
「この世の怖さを痛いほど分かっていても、私は世界を愛している。だから多くの人にも愛してほしい。悪いニュースがいいニュースを凌駕している世の中で、映画を1本作る度に、どうしたら人々がこの世の中を、より好きになってくれるかを考えてきた」(ルルーシュ監督の言葉/プレス資料より)。
この映画は、「愛」に溢れている。アンナとアントワーヌ、2人の間にも。映画の中の映画『ジュリエットとロミオ』の主人公たちにも。そして、訪れる人々をぎゅっと抱きしめ、いとおしんでくれる聖母「アンマ」にも……(Mika Tanaka)
 
監督:クロード・ルルーシュ
音楽:フランシス・レイ 
出演:ジャン・デュジャルダン、エルザ・ジルベルスタイン、クリストファー・ランバート、アリス・ポル
2015年/114分
 
 

 
Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
 
上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 62.7 kb
© 2015 La Camera Deluxe - Maje Productions - Single Man Productions - Jack Stern Productions - Emotions Films UK - Movie Pictures - Film Factory
『アスファルト』Asphalte
 
舞台は、フランスの郊外にあるマンション(= バンリュー/ Banlieue)。
映画では、このマンションに住む人々の、異なる「3つの物語」が繰り広げられる。
 
物語1の主人公は、スタンコヴィッチというさえない男と、夜勤の看護師。
住民が渋い表情で団地の一室に集まっている。トラブル続きのエレベーターを交換するための話し合いのためだ。たったひとり、費用を負担したくないと声をあげたスタンコヴィッチに、”民主的”な話し合いが出した結論は……「塞翁が馬」のような展開が、ほっとした気分にさせてくれる。
 
物語2の主人公は、十代の学生シャルリ(ジュール・ベンシェトリ)と、彼の部屋の隣に越してきた女優のジャンヌ・メイヤー(イザベル・ユペール)。親子ほどに歳の離れた2人が、同じ方向に視線を向けて、お互いに高め合っていく。年上の女性に惹かれる青年の映画はフランス映画に多いけれど、「どろどろ」ではなく、「さわやか」に描いたところが新鮮。
 
物語3の主人公は、アルジェリア系移民のマダム・ハミダと、宇宙飛行士・ジョン・マッケンジー。宇宙からアメリカのNASAに帰還するはずだったロケットが、なぜかこの団地に着陸してしまう。自分がどこにいるかもわからず、「電話を貸してほしい」とドアを叩くと、そこにいたのがマダム・ハミダだった。服役中で家を留守にする息子の服を貸し、手料理のクスクスをふるまうマダム・ハミダ。フランス語がわからないジョンと、英語がわからないマダム・ハミダだけれど、少しずつ、少しずつ、心が通じあっていく……「宇宙服のアメリカ人」が登場するところこそが、この映画のすばらしいところのような気がする。アメリカとフランス。この2つの国がこんなふうにほのぼのとした関係でいてくれたら、世界の争いや貧困は、もっと少なくなるのではないかなと、そんな希望を描いてみた。
淡々と流れるピアノ曲、ヘリコプターの音、そして最後のシーンで映し出される「魔の音」の正体……映像はもちろん、「音」がとても詩的で、今でも心に余韻が残る。
(Mika Tanaka)
 
監督: サミュエル・ベンシェトリ
出演:イザベル・ユペール、ジュール・ベンシェトリ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ギュスタブ・ケルヴァン、マイケル・ピット、タサディット・マンディ
 
2015年/フランス語•英語•アラビア語/100分
 
 




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