フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
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東京で上映されるフランス語圏映画 2016年1月発信
投稿日 2016年1月1日
最後に更新されたのは 2016年1月30日
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Iwanami Hall 03-3262-5252
http://www.iwanami-hall.com/

ヴィオレット-ある作家の肖像- Violette
ヴィオレット-ある作家の肖像- Violette
© TS PRODUCTIONS - 2013

À l’écran
上映中
『ヴィオレット-ある作家の肖像-』 
“ボーヴォワールの女友達”と呼ばれた実在の女性作家ヴィオレット・ルデュックの生涯を描いた作品。
ヴィオレット・ルデュックは1907年、北フランスの街アラスで私生児として生まれた。挫折した小説家で同性愛者のモーリスとの出会いをきっかけとして、彼女は小説を書き始める。初めての小説「窒息」を完成させた彼女は、シモーヌ・ド・ボーヴォワールと知り合い、その才能を見いだされる。女として初めて”性”を語った彼女の作品は当時の文学界に大きな衝撃を巻き起こす。そんな彼女が作品を通じて、そして人生を通じて求め続けたのは愛であった。
本作は、そんなヴィオレットの姿を、生涯にわたって続いたボーヴォワールとの関係を中心に描いた作品となっている。
従来、ヴィオレットは、”性”を赤裸々に描いた作家として、そのスキャンダラスな側面にのみ目が向けられていた。しかし本作では、壊れやすく傷つきやすい内面を持つ一人の女性としてヴィオレットを捉え、不安定な部分を抱えながら、孤独と戦い、愛を求めて苦しむ様子に注目している。
監督は2008年の『セラフィーヌの庭』でセザール賞最優秀作品賞を含む7冠に輝いたマルタン・プロヴォ。前作同様、本作でも優れた脚本、大胆な構成、瑞々しい自然描写でヴィオレットの深い内面を浮き彫りにしている。フラン・パルレでは、彼にインタビューを行っている。
主人公のヴィオレットを演じるのは、フランス女優ならではの個性的な美しさを持つ名女優、エマニュエル・ドゥヴォス。圧倒的な演技力で、複雑で繊細な女性としてのヴィオレットを見事に演じきっている。
また、ボーヴォワールの他に、作家のジャン・ジュネ、調香師のジャック・ゲランといった実在の人物も登場し、新しい文化の胎動を見せる戦後パリの様子が生き生きと描かれているのも本作のみどころの一つである。
傷つきながらも愛を求め続けるヴィオレットの姿、そして、ボーヴォワールとの友情も愛も越えた美しい絆が深い余韻を心に残す作品である。
監督:マルタン・プロヴォ
出演:エマニュエル・ドゥヴォス、サンドリーヌ・キベルラン、オリヴィエ・グルメ、
ジャック・ボナフェ、オリヴィエ・ピィ
2013年/139分/DCP

www.moviola.jp/violette

Theater Image Forum 03-5766-0114
www.imageforum.co.jp

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬 2 automnes, 3 hivers
メニルモンタン 2つの秋と3つの冬 2 automnes, 3 hivers
© ENVIE DE TEMPÊTE PRODUCTIONS 2013

Jusqu’au 15 janvier
1月15日(金)まで
『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』
舞台は、パリのはずれにあるメニルモンタンという街。アルベール・ラモリス監督の『赤い風船』の舞台にもなった場所だ。
仕事をみつけること。運動を始めること。禁煙すること。美大出身で求職中のアルマン(ヴァンサン・マケーニュ)は、33歳の誕生日を機に、この3つの決意をする。土曜の朝、公園をジョギングしていると、同世代のアメリ(モード・ウィラー)とぶつかり、心ときめいてしまう。が、声をかけるきっかけはなかなかつかめない。うだつのあがらない毎日だけど、美大時代に知り合ったバンジャマン(バスティアン・ブイヨン)という親友がちゃんといる。あるとき、バンジャマンと行きつけのバーを出ると、そこにいたのは……コメディなのに、なぜかメランコリック。8ミリビデオ、16ミリフィルム、デジタルビデオなど、さまざまなカメラを使い、1本の映画を細かい章に分けるという、新鮮な手法で撮影されたこの映画の監督は、1975年生まれのセバスチャン・ベベデール。彼のみずみずしい文学的な感性と、新しいことに挑もうとする精神が、21世紀のフランスを生きる若者たちを、みずみずしく、生き生きと描いている。彼らのことを、フランスでは、”adulescence”と呼ぶらしい。Adulte(大人)とティーンエイジャー(adolescence)を組み合わせた新しい言葉だ。日本語に訳すと「中二病」? あきらめず、心の成長を続けようとする愛すべき大人たちに、ぜひ見てほしい映画。(Mika Tanaka)

監督:セバスチャン・ベベデール
出演:ヴァンサン・マケーシュ、バスティアン・ブイヨン、モード・ウィラー、オドレイ・バスティアン
2013年/90分

http://menilmontant-movie.com/

À partir du 16 janvier
1月16日(土)より

若き詩人 Un jeune poète
若き詩人 Un jeune poète

『若き詩人』Un jeune poète
世界の人々を魅了させるような詩人になりたいと夢追う青年レミは、創作活動のため小さな港町に滞在する。レミは日常の情景からなにかを感じ得ようと、街のなかや海岸を巡り歩き、森の中で葉音を鳴らし、海辺の墓地で鳥の声に耳をすませる。時には友人と一緒に海に潜ったり、一人で酒を飲んで酔いつぶれたり、女性に想いを寄せてみたりする。レミは自分なりに様々なことを試してみるものの、肝心の”世界の人々を魅了するような詩"が作れないでいた。詩に合う言葉をつぶやいては小さなノートに書き出し、海辺の墓地のベンチに通いながらレミは詩を創作していく。
短編映画で評価を受けたダミアン・マニヴェル監督の初の長編映画。フラン・パルレでは、彼にインタビューを行っている。短編映画『犬を連れた女』で主演したレミ・タファネルを再び起用している。シナリオなく10日間で撮影が行われたとは思えないほど繊細で膨らみのある作品となっている。(スズキエイコ)

監督:ダミアン・マニヴェル
出演:レミ・タファネル、エンゾ・ヴァッサーロ、レオノール・フェルナンデス
2015年/71分

『犬を連れた女』La dame au chien  ※併映

犬を連れた女 La dame au chien
犬を連れた女 La dame au chien

暑い夏の日、プールの帰りに少年は公園にいた迷い犬を飼い主の家まで送り届ける。飼い主は大柄で中年の黒人女性で酒に酔っている様子だった。家の中に招き入れられた少年は勧められるままラム酒を口にし、女性と会話を始めるが……。
この映画には女性と少年と一匹の犬しか出てこない。音楽が流れるわけでもなく、会話もさほど多くはない。しかし、物憂げな女性と無垢な少年のあいだを流れる空気感は見ている側の想像力を掻き立てる。見終えたあとに、自分の感じたそこはかとない緊張感を誰かと共有したくなる作品だ。
2011年にフランスの若手監督に贈られる映画賞「ジャン・ヴィゴ賞」の短編部門を受賞した作品。主演は『若き詩人』のレミ・タファネル。女性を演じるのは『キングス&クイーン』のエルザ・ウォリアストン。(スズキエイコ)

監督:ダミアン・マニヴェル
出演:エルザ・ウォリアストン、レミ・タファネル
2010年/16分

http://indietokyo.com

Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
http://www.bunkamura.co.jp

あの頃エッフェル塔の下で Trois souvenirs de ma jeunesse
あの頃エッフェル塔の下で Trois souvenirs de ma jeunesse
©JEAN-CLAUDE LOTHER - WHY NOT PRODUCTIONS

Jusqu’au 29 janvier
1月29日(金)まで
『あの頃エッフェル塔の下で』
人類学者のポール(マチュー・アマルリック)は、研究のため、定住することなく世界各地を転々する暮らしをしていたが、数十年ぶりにフランスに帰国することに。空港に着くと、「ポ—ル・デダリュスにスパイ疑惑がかけられている」という情報局からの召喚状が待ち受けていた。
それが、長い間心の奥に封じ込めていた彼の記を次々と呼び覚ましていく。母の死、父との確執、大叔母との暮らし、親友とのソ連旅行、偽装パスポート……そして、身を焦がすような恋人とのやるせない思い出がよみがえったとき、彼は自分自身にとっての「真実」にたどり着く。監督は『そして僕は恋をする』のアルノー・デプレシャン。このとき主人公を演じたマチュー・アマルリックが、ふたたび同じ「ポール・デダリュス」という名で主人公を演じる。恋人の名前がおなじくエステルであることからも、デプレシャン監督の強い思いがうかがわれる。どんなに殴られても決して痛みを感じることのなかったポール。その彼が、命がけで1人の女性を愛し、喜びと苦しみを知っていく過程がいとおしい。
ネットもスマホもない時代、手書きで愛をしたためるポールとエステルから、時代の片隅に置き忘れた何かを教わりたい。(Mika Tanaka)

監督:アルノー・デプレシャン
出演:カンタン・ドルメール、ルー・ロワ=ルコリネ、マチュー・アマルリック
2015年/フランス/仏語・ロシア語/123分/R15+
 
http://www.cetera.co.jp/eiffel/

À partir du 23 janvier

愛しき人生のつくりかた Les souvenirs
愛しき人生のつくりかた Les souvenirs
© 2013 Nolita cinema – TF1 Droits Audiovisuels – UGC Images – Les films du Monsieur – Exodus – Nolita invest

1月23日(土)より
『愛しき人生のつくりかた』

長く連れ添った夫に先立たれたおばあちゃん、マドレーヌ(アニー・コルディ)。
妻とのぎこちない関係に戸惑う、定年退職したばかりのおやじ、ミシェル(ミシェル・ブラン)。
そして、夜勤のアルバイトをしながら、小説家への夢を見る大学生のロマン(マチュー・スピノジ)。
世代は違うが、迷いながらそれぞれの人生を生きる3人。マドレーヌは、息子のミシェルに素直になれないものの、孫のロマンには心を開ける。彼女が抱えているのは、「孤独」というより「心残り」だ。家族に説得され、しぶしぶと老人ホームに入るが、あるときこつ然と姿を消す。行き先は家族にも見当がつかない。家族が大騒ぎする中、ロマンのもとに、マドレーヌからの1枚の絵葉書が……
舞台はパリとノルマンディーのエトルタ。描かれる風景も素敵だけれど、人々のふれあいはもっと素敵。テンポのよい会話に気持ちよく笑った後、心がほんのりとあたたまっている自分を発見する。主題歌は、フランソワ・トリュフォー監督の『夜霧の恋人たち』でも使われた“Que reste-t-il de nos amours ?”(邦題:『残されし恋には』)。トリュフォーを知らない人も、トリュフォーが大好きな人も、ぜひ。(Mika Tanaka)

監督:ジャン=ポール・ルーヴ
出演:アニー・コルディ、ミシェル・ブラン、シャンタル・ロビー、マチュー・スピノジ
2015年/93分
http://itoshikijinsei.com

Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
www.ttcg.jp/human_yurakucho/

<span class="caps">FOUJITA</span>ーフジター
FOUJITAーフジター
ⓒ 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション

Jusqu’au 15 janvier
1月15日(金)まで
FOUJITAーフジター』
世界を代表する日本人画家の1人、藤田嗣治(後のレオナール・フジタ)。
彼の人生を語るのに不可欠なのが、日本という国、そしてフランスという国だ。
藤田は、1913年にフランスへ渡る。27歳のときのことだった。彼は、モンパルナスで、モディリアーニやスーチンたちと交流しながら、「乳白色の肌」の呼ばれる裸婦像など、彼独自の画風を切り開いていく。エコール・ド・パリの寵児だった藤田だが、第二次世界大戦の勃発によって日本へ帰国することになるが……『アッツ島玉砕』をはじめとする戦争記録画に、藤田がこめた思いとは何だったのか?戦争責任を押し付けられても、ひるむことなく謝罪をせずにいた藤田だが、故郷である日本にどんな思いを抱いていたのか?『泥の河』、『眠る男』など、独特の映像美で知られる小栗康平監督が、この映画では実在の人物を描く。フランス側のプロデューサーは、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(監督:ヴィム・ベンダース)を手がけた、クローディー・オサール。この映画から、ドキュメンタリー映画以上の真実の姿が透けて見えるかもしれない。(Mika Tanaka)

監督:小栗康平
出演:オダギリジョー 中谷美紀 アナ・ジラルド アンジェル・ユモー マリー・クレメール
2015年/日本・フランス/日本語・フランス語/126分

http://foujita.info/

<span class="caps">JPEG</span> - 45 kb

Shimotakaido Cinéma 03-3328-1008
www.shimotakaidocinema.com

Du 16 au 22 janvier
1月16日(土)〜22日(金)18:40
EDEN/エデン』
監督:ミア・ハンセン=ラヴ
出演:フェリックス・ド・ジヴリ
2014年/131分/PG12

Cinéma Vera Shibuya 03-3461-7703
http://www.cinemavera.com/

Jusqu’au 22 janvier
1月22日(金)まで
<シネマヴェーラ渋谷10周年記念1 映画史上の名作14>

1月9日(土)、12日(火)、15日(金)
「望郷」Pépé le Moko
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演:ジャン・ギャバン、ミレーユ・バラン、リーヌ・ノロ、リュカ・クリドゥ
1937年/フランス語・アラビア語/94分/16mm




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