フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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フランソワ・ダヴァン、ディレクター
投稿日 2008年11月1日
最後に更新されたのは 2016年7月27日
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フランソワ・ダヴァン:お膳立てされる映像
 
フランソワ・ダヴァンは、ディレクターで、自らの制作会社を通してフランスのテレビや企業の仕事をしている。普段はクイズ番組、ビデオクリップ、生中継または録画によるルポルタージュ、企業ようプロモーションビデオ等、カメラを使用するという共通点を持った多くのジャンルを手掛けている。
 
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フラン・パルレ:テレビでは例えばどんなことをなさっているのですか。
フランソワ・ダヴァン:3年前から制作しているのが青少年向けの番組です。というより7歳から77歳までの番組で、15年間続いている『魔法使いじゃない』という科学番組を制作しています。それはとても美しい番組で、2人の司会者がいます:一人は移動実験車両の中で科学的な側面を全て解説し、実用面は、テーマに応じた場所に出かけていく司会者が受け持ちます。この番組はとても上手くいっています。外で3日撮影した後、1日でスタジオ(のシーン)を撮ります。それからあらゆる仕上げや、編集、ミキシングをやります。
 
フラン・パルレ:(シナリオ等の)書く方の仕事では何をしていらっしゃいますか?
フランソワ・ダヴァン:本格的に、内容は書いていませんが、様式については書いています。映像による表記です。そこでは演出がテーマに適合する為に前もってやっておく仕事が多いのです。とてもゆっくり扱う方がいいテーマにはスローモーションを使うでしょうし、一つの映像から次に移る時にフェード・イン、フェード・アウトすると雰囲気がより軽くなります。他にもパンチの効いた音楽にのせて、とても短い映像で編集されるテーマがあります。これらはみんな、もちろん加工しなければなりません。
 
フラン・パルレ:企業用プロモーションビデオでは、あなたは自動車業界で競合している、ドイツのメーカー2社と仕事をしていらっしゃいますね...
フランソワ・ダヴァン:そのためには、何て言ったらいいかな、自分があるメーカーについて知っていることを皆、脇においておく必要があるのです。それに特に言ってはいけないのは、「おたくのそれは良いですね、でも他では、それでももっと良い別のシステムがありますよ」といったことです。これは気をつけなければなりません。制作のやり方においても、BMWとメルセデスに同じような映像を使わないようにすることです。
 
フラン・パルレ:あなたは、プロとして、インターネットに色々アップしている人たちと競合しないのですか?
フランソワ・ダヴァン:しません、それは補完的なもの、というか全く異なるものです。プロの仕事と、私はアマチュアの仕事を批判したくはないのですが、あなたが話題にしている全てのそう言った仕事、そしてたいていYouTubeで見つかるようなものは、多くの場合、本当に…ギャグとか、本質的ではないのです。すばらしい仕事もありますが。ネットは実験的な場でもあります。インターネットはテレビでは出来ない沢山のことができます。なぜならテレビでは、色々な理由で受け入れられないからです。それから予算面も、自分の携帯用ビデオカメラで映像を撮る事が出来ますし、もし少しの才能があればその映像は上手くいきます。
 
フラン・パルレ:衛生放送やケーブルテレビの将来をどうご覧になっていますか?
フランソワ・ダヴァン:衛生放送の問題は、とても少ない予算の、小さなチャンネルだということです。だから、いきなり局側は多くの初心者を雇って育成する事になります。これは彼らにとって高くつかないのです。故に、私が(ディレクターとして)仕事できるのは、本当はそこではない…いや、でもプロデューサーとしてはできるかも、なぜなら私は現在の新しい技術で予算を縮小することができるので、以前より安く、色々な事ができます。でもディレクターとしては、本当に、ケーブルテレビや衛生放送では、難しいです。
 
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フランソワ・ダヴァン(オフレコで):あなたは、ディレクターが何をやっているかについて質問しませんでしたね。
フラン・パルレ(オンレコで):では、読者の為にお聞きしますが、ディレクターの仕事とはどんなものでしょう?
フランソワ・ダヴァン:ディレクターの仕事には複数の面があります。『フィクションを撮るディレクター』がいますが、シナリオから起こすので、アシスタントディレクターが前もってすごい量の仕事をしておくのですが、ディレクターは撮影する為にシナリオを切り分けるのです。例えば、台所で進行する一場面は、同時に撮影します。たとえそれが時間的に、一場面が作品の最初に起こり、別の場面が作品の最後だとしても、あるセットで撮影したら、照明など全て片付けて、別のところで撮影して、その同じセットに戻る、ということはしません。だから、全部、実際はセット毎に撮影するのです。スピードと財政上の問題もありますし。だかる、撮影をスムーズにする為に、シナリオを切り分ける大仕事があるのです。それはスクリプター(進行記録係)とも一緒に行われる仕事です。ところで私が、例えばクイズ番組を作る時は、そこでは同じ様ではありません。多くのカメラを使うからです。ディレクターは副調整室にいて、そこには目の前に多くのボタンを有するディスプレーがあって、私は複数のカメラを指揮するのです。カメラマンがそれぞれのカメラの後ろにいるところに、私がこう言うのです:「ほら、ファブリス、ズームで、司会者をクローズアップで撮って」。私は彼の映像を置き換えて、それが放送されます。それから私はラ−ジショットやミディアムショットに移ります。それはちょっと音楽のようなものでもあります。なぜなら台詞を聞いて、台詞のリズムに応じてカメラを回そうとするからです。これはかなり面白い事です。
 
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フラン・パルレ:では良く聴いていなくてはなりませんね…。
フランソワ・ダヴァン:よく聴かなければなりませんが、必ずしも彼ら(出演者)が言っている台詞とは限りません。いや、それもそうですが…場合によりますね。長年やっている番組などは、殆ど目を閉じたままでも作る事ができるでしょう。ある逸話があります。私は“Intervilles au Vietnam”(ベトナムでの都市対抗ゲーム)という全編ベトナム語の番組を作ったのです。当然、私は司会者の語りのただの一語も解りませんでした。でも音楽との関連で、彼の視線に応じて、私は彼がこの事を話しているんだな、そこへ行くところなんだな、と分かりました。それは耳だけで、でした。それから、録画されている番組は、失敗が許されるのです。もし失敗したら、やり直せるのです。しかし“Télématin”(毎朝6:30 8:45の報道番組)のような生放送の番組では、間違ってはいけないのです。なぜならそこでは「やり直すことにした」とは言えないからです。それは出来ません。だから、そこでは比較的、集中しています。それから“C’est pas sorcier”のような番組では科学的な部分には全て、複数のカメラをつけ、外の取材の部分は一台のカメラで、ルポルタージュのように撮っています。これがディレクターの仕事で、その主な仕事は、やはり完成された番組を、何のトラブルも無く届ける事です。私は映像に責任がありますし、音声や内容にも責任があります。もし問題があれば、それは私の身に降りかかります。これは夢中になれる仕事です。なぜなら山ほどの違った事柄に取り組むように仕向けてくれるからです。結構旅行もするし、毎回全く違うテーマを扱います。これはかなり精神を豊かにするものです。
 
2008年11月
インタヴュ−:プリュウ・エリック
翻訳:粟野みゆき



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