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2014年2月フラン・パルレ文庫
投稿日 2014年2月19日
最後に更新されたのは 2016年1月12日

S Kobayashi によって
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フランソワ・トリュフォーの映画

Truffaut

アネット・インスドーフ著
François Truffaut d’Annette Insdorf
水声社
価格:4800円+税
ISBN978-4-89176-975-8

本書は、ヌーヴェル・ヴァーグの代表的な映画監督であるフランソワ・トリュフォーの作品の秘密に迫る研究書である。
本書の特徴は、緻密な分析に裏付けられた本格的な作品論でありながら、随所に著者インスドーフのトリュフォー作品に対する愛情が込められている点である。著者は学問的客観性を守りつつも、愛をもって作品と向き合い、そこから得られた情報を入念に、そして繊細に綴っていく。本書の深い作品理解は、そんな著者の作品に対する敬意や愛に支えられているからこそ可能になったものである。本書では、トリュフォー作品に現れるテーマを手がかりに、ひとつもしくは複数の作品を横断的、重層的に読み解いていく。鋭く鮮やかな手際で作品は新たな光を当てられ、読者は今まで知ることのなかった作品の魅力を教えられるのである。
実証的で手堅い研究書であるとともに、トリュフォー作品への愛に満ちたオマージュでもあるという希有な本である。


漱石のパリ日記

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山本順二著
彩流社
価格:2000円+税
ISBN978-4-7791-1961-3

日本を代表する文豪である夏目漱石は小説を書き始める以前に、国費留学生としてロンドンに二年間滞在していた。この留学体験については、多くの論文や評論が取り扱っているので、良く知られているだろう。しかし、漱石はロンドンに渡る直前に、一週間という短い期間であったが、パリにも訪れている。本書はパリ滞在中の漱石の日記をもとに、国民的作家になる前の漱石が100年以上前のパリで誰に会い、何を見たかを探り、当時のパリの街の様子や雰囲気を再現する評論である。
漱石がパリに滞在したのは、1900年10月のことである。当時のパリは、文化、芸術の面で世界の中心として、華やかな雰囲気に包まれていた。漱石は、パリで開かれた万国博覧会を見物している。後にベル・エポック(良き時代)とも言われる19世紀末のパリは、特異な輝きに満ちていた。本書は多くの写真や資料から、当時にパリの様子を魅力的に描き出している。また、漱石をはじめ当時の日本人がパリの文化をどのように感じ、どのように関わっていたかが、興味深く紹介されている。
漱石の新たな一面を知ることができるともに、ベル・エポック時代のパリの雰囲気を味わうことのできる評論である。


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