フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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シルヴィ・ヴァルタン、歌手
投稿日 2005年4月1日
最後に更新されたのは 2017年4月14日
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シルヴィ・ヴァルタン:あなたに夢中
 
1965年、日本での初コンサート以来、日本人にとってシルヴィ・ヴァルタンはすっかりポピュラーになりました。80年代には日本でダンス教室を開き、最近では『あなたのとりこ』がCMソングとしてテレビから流れています。
パリ市立衣装美術館Musée Gallieraで『シルヴィ・ヴァルタン モード展』を終えた彼女は、3月26、27日の東京公演のため、日本にやってきます。
ブロンド美人シルヴィをこんなにも駆り立てるものとは一体何なのでしょうか。
 
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©Frédérique Veysset
フラン•パルレ:イエイエ(60年代に流行ったロック調のシャンソン、いわゆるフレンチポップ)時代をどのように考えていますか。
シルヴィ・ヴァルタン:ちょうど私がデビューした頃です。社会、音楽、そして世の中の全てにおいて、変動の起きた時期でした。ファンタジーにあふれた、明るくポジティブな時代でした。大きな旋風が巻き起こっていましたね。
 
フラン•パルレ:その時代を懐かしく思いませんか。
シルヴィ・ヴァルタン:いいえ、全く思いません。でも、私の心に大きな微笑みを残してくれました。これで良かったんだと思います。
 
フラン•パルレ:コンサートツアーに力を注ぐのはなぜですか。他のアーティストはテレビに出ることで満足しているようですが。
シルヴィ・ヴァルタン:私は、自分の仕事を100パーセントやらないと気がすみません。この仕事で最も素晴らしいこと、それは舞台でスペクタクルを繰り広げることです。最もやりがいのあるアーティスティックな部分であると私は考えています。
 
フラン•パルレ:コンサートの演出は、あなたが全て決めているのだと思いますが、他の人と共同制作することがありますか。
シルヴィ・ヴァルタン:私が全て決断しています。この職業に与えられた最大の自由で、多くの人間が関わる映画の仕事とは正反対のものです。歌の世界では、自分自身が決定権を握る主人なのです。ですから、決断は自分の責任であり、成功も自分自身のものになります。もちろん失敗も、ですけれど。1から10までの責任を全て負わなくてはなりません。それは、自分が実現したいことを好きなときに、好きな場所で、好きなようにやることを決断できる特権でもあるのです。
 
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© Frédérique Veysset
フラン•パルレ:曲を出すたびに成功していますが、なぜだと思いますか。
シルヴィ・ヴァルタン:もしも、成功する方法を知ることができるのであれば、誰もが成功を手に入れることができるでしょう。私は、まず初めに、偽りのない自分自身であらなくてはいけないと思っています。そして、自分のやっている事に情熱を燃やすことが大切なのだと思います。そうでないと成功はありえません。有名になりたいというような不純な動機では、成功には結びつきません。情熱を持って、心の底から自分の仕事を愛すること。これは、全てのことに通ずるのではないでしょうか。
 
フラン•パルレ:日本でのツアーは、あなたにとってどのようなものですか。
シルヴィ・ヴァルタン:日本という国は、私を魅了し続けてきました。ここにいるときは、私はいつも幸せでした。たくさんの幸運に恵まれ、大きな喜びや発見、驚きなども体験しました。北から南までツアーをし、この国に随分詳しくなりました。日本に戻ってくるのは、私にとっていつでも喜ばしいことなのです。
 
フラン•パルレ:外国におけるフランス音楽の位置づけをどのように考えていますか。
シルヴィ・ヴァルタン:フランス音楽は確かに存在していますが、かなり異質な印象を受けます。おかしなことに、“いかにもフランス”といったロマンチックなバラードなど昔の曲ばかりが残っているからです。きっと、フランス音楽のイメージなのでしょうね。
 
フラン•パルレ:あなたの曲の中で一番人気のあるものは?
シルヴィ・ヴァルタン:もちろん『アイドルを探せ』でしょうね。(笑)
最もスタンダードな曲なので、いつも歌うことにしています。それから、『想い出のマリッツァ』でしょうか。皆さんバラードがお好きですね。
 
フラン•パルレ:ミュラ、ダヴィッド・アリデーなど作曲家の選択に大きな幅がありますね。どのように選ぶのですか。
シルヴィ・ヴァルタン:提供された曲の中から選んでいきます。気に入ったものを選んでいるのであって、他の何かを計算して選んでいるわけではありません。ステージのことを頭に入れて、選ぶようにしています。
 
フラン•パルレ:歌の中で、人々に訴えて保護したいと思う社会的なテーマはありますか。
シルヴィ・ヴァルタン:特別なテーマは持っていません。曲をもらって、それを気に入れば歌います。私は、人々にメッセージや教えを説く気はないですし、社会の不正に対して正義をふりかざす人間になろうとは思っていません。そういうことも出来るとは思いますが、私自身、進んでメッセンジャーになろうとしたことはないです。曲によっては、そうなったことがあるかもしれませんが。
 
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©Joanne C.Azoubel
フラン•パルレ:子供向けの二枚のアルバムを発表しているのは、子供たちへの関心からですか。
シルヴィ・ヴァルタン:これらの作品にとても満足しています。みんなが子供の頃に聞いて育った、有名な童謡を集めたアルバムを作ってみたいと思いました。私の好きな童謡を一つにまとめ、アレンジを効かし、より工夫して、現代風に仕上げました。
 
フラン•パルレ:小さな女の子を養女に迎えたことと、そのアルバムとは関係がありますか。
シルヴィ・ヴァルタン:いいえ、全然ありません。全くの偶然です。私が子供の頃に父が歌ってくれた曲を見つけ出したいと思ったのがきっかけでしたが、それらは見つかりませんでした。孫たちに聞かせたいと思ったからです。そこで、自分でアルバムを作るよい機会だと思いたちました。結果、私はこれを気にいり、一緒に仕事をした人たちは、参画したことを大変喜んでくれました。
 
フラン•パルレ:ブルガリアの子供たちをサポートする団体をつくっていますね。
シルヴィ・ヴァルタン:病院の産婦人科へ援助をしていて、熱心な活動を行なっています。いろいろな支援をし、多くの子供たちを助けてきました。
人々を元気づけることのできる非常に積極的な活動です。
 
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© Frédérique Veysset
フラン•パルレ:いろんな役で映画出演していますが、映画にも興味があるようですね。フランス映画祭横浜でも団長を務めたことがありますが。
シルヴィ・ヴァルタン:より多くの人が関わる映画作りは、音楽の世界とは全く別のものです。私が映画の仕事を引き受けるには、この役をやりたいと思うようなシナリオかどうかによります。生活のために何が何でも映画出演しなくてはいけないというわけではありませんので。『ランジュ・ノワール 甘い媚薬』のような私にぴったりの役に出会うのを待っています。これは私のために書いてくれた役だったので、本当によくしてもらったと思っています。同じような最高の条件にまた出会うのは難しいでしょうね。映画というのは、長期戦です。ステージでも、構想を練ってリハーサルを重ね、それを実現するのに一年はかかります。映画だと二年くらいはかかるでしょうね。
 
フラン•パルレ:他に公演の予定はありますか。
シルヴィ・ヴァルタン:まず今回のコンサートを・・・。一度に一つで十分です。(笑)
 
フラン•パルレ:パリのオランピア劇場でまたコンサートの予定がありますが、どのような心境ですか。伝説的な劇場ですよね。
シルヴィ・ヴァルタン:素晴らしい劇場です。観客とアーティストの両者ともが、最高の気分になるところです。ステージと観客との関係が非常にうまくいくんです。あそこは本当に、魔法にでもかかっているような劇場です。誰も理由など分かりません。舞台の位置、向き、配置、そしてオランピアにある雰囲気からつくりだされるものです。目には見えない何かがあそこには存在し、私たちはすっかり気分が高潮していることに気付くのです。
 
インタビュー(1999年、Sweet Basil 139での公演にて):エリック・プリュウ
翻訳:三枝亜希子



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