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『オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションよりルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた 2 人の巨 匠』
投稿日 2025年6月24日
最後に更新されたのは 2025年6月26日
 職人の父を持ち、女性や子供たちの生命力溢れる 姿を描いた
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ピエール=オーギュスト・ルノワール《花瓶の花》 1898年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l’Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF

ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841年 - 1919年)。銀行家の家庭に生まれ、人や自然を幾何学化し、1枚の絵に複数の視点を取り入れた独自の世界を表現したポール・セザンヌ(1839年- 1906年)……出自も性格も、そして絵画の表現もまったく異なる2人の作品が並ぶ。ルノワールの「花瓶の花」(1898年)の花々はリズミ カルに舞い、花瓶の質感までもが緻密に描写されている。

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ポール・セザンヌ《青い花瓶》1889-1890 年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館
© Musée d’Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt / distributed by AMF

セザンヌの「青い花瓶」(1889年-1890年)は、青が基調のしんとした空気の 中、花の赤が際立つ。2人が追い求め行き着いた世界がいったいどこにあり、どのように異なるのかが一目瞭然だ。血の通ったふくよかな肌やふわ ふわした髪の質感が伝わってくるルノワールの人物画と、形や構図にこだわったセザンヌの作品の人物画もまた、異なる個性が私たちの心をとらえ る。
 異なる2人だからこそ、惹かれ合ったのだろう か。同年代のルノワールとセザンヌは、南仏でともに創作をしたことがあり、家族ぐるみの交流もあった。
 2人を結びつける存在として忘れてはならないの が、画商のポール・ギヨームだ。本展では彼のアパルトマンの様子を再現している一画がある。パブロ・ピカソ。彼がルノワールやセザンヌから影 響を受けたことを彷彿とさせるピカソの2枚が本展をしめくくる。19世紀から20世紀へと流れていく時間を、「心の目」で受け止めてほし い。(Mika Tanaka)
 
会場:三菱一号館美術館
(東京都千代田区丸の内2丁目6-2)
会期:2025年5月29日(木)~9月7日 (日)
開館時間:10:00~18:00 (入館は閉館 30分前まで)
※祝日を除く金曜日と第2水曜日、9月1日~9月 7日は20時まで
※【夏の特別夜間開館】8月は毎週土曜日20時ま で開館。   
休館日:月曜日(ただし祝日と6月30日、7月 28日、8月25日、9月1日は開館)     
観覧料:一般:2,500円/大学生:1,500 円/高校生:1,300円
    中学生以下:無料
     ※障がい者手帳持参の場合は半額、付添者1 名まで無料 
     ※毎月第2水曜日「マジックアワーチ ケット」 1,800円
 
問い合わせ:050-5541-8600(ハロー ダイヤル) 
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<応募方法>
メールにてご応募下さい。
件名には下記の質問の答えをフランス語で記入し、またメッセージ欄にはお名前(ローマ字、日本語)を明記してご応募下さい。
当選された方は、チケット郵送用に110円切手を貼付した封筒(住所の記入もお願いします)のご用意をお願いしております。
 
質問 「Quel médium est utilisé pour les deux tableaux présentés? 」
 
締め切りは2025年6月30日(月)、正午です。
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