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La francophonie au Japon

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『デュオ 1/2のピアニスト』 Prodigieuses
Prodigieuses
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Crédits : © 2024 / JERICO - ONE WORLD FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 3 CINEMA

『デュオ 1/2のピアニスト』  
双子として生まれた運命、その喜びと葛藤。自分が叶えられなかった思いを子供を託す父。家族のために自分のキャリアを犠牲にする母親。遺伝によって引き裂かれる夢。諦めようとしても諦められることができないもの。この映画には、誰もが抱えるであろう人生の機微が溢れている。「一流のピアニストになる」という夢に向かってまっすぐに生きてきた双子の姉 妹、クレール(カミーユ・ラザ )と、ジャンヌ(メラニー・ロベール)。友達と遊んだり出かけたりする時間も、のんびり過ごす時間も、すべて ピアノに捧げてきた。いつも一緒だった2人の生活の歯車が、音楽大学の入学したことをきっかけに狂い始め、やがて2人は同じ病に苦しめられる ことに。「世界は音楽だけではない、選択肢は無限にある」。その言葉を受け入れようとしても受け入れきれない。劇場の案内係の制服を着た2人 は、誰もいなくなったステージでひそかにピアノを弾き始める。そしてそのとき、新しい道をみつける……モデルとなったのは、双子の姉妹、ダイ アン・プレネとオードリー・プレネ。実話をベースに、フィクションの要素も活かしながら、メリハリの効いた作品となった。シャルル・アズナ ブールの”Je m’voyais déjà”(希望に満ちて)を歌う姉妹とそっと見守る父セルジュ(フランク・デュボスク)のシーンが印象的。(Mika Tanaka)
 
監督:フレデリック・ポティエ&ヴァランタン・ポティエ
出演:カミーユ・ラザ、メラニー・ロベール、フランク・デュボスク、イザベル・カレ、エリザ・ダウティ
2024年/フランス/109分
 
Prodigieuses de Frédéric et Valentin Potier avec Camille Razat, Mélanie Robert, Franck Dubosc, Isabelle Carré, Elisa Doughty; 2024, France, 1-09 min
 
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