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La francophonie au Japon

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『灼熱の魂』 Incendies
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Crédits : ©︎2010 Incendies inc. (a micro_scope inc. company) - TS Productions sarl. All rights reserved.

『灼熱の魂』
 
「ママー!」
 母を乞う子供の声、その後に……主人公ナワル(ルブナ・アザバル)の心に燃えさかる炎を知る瞬間だ。この後、ナワルの人生は大きく変わり始める。他の生き方もあっただろうに、なぜ彼女はその道を選んだのだろうか。
 舞台は中東の架空の国。キリスト教とイスラム教の対立によって内戦が続く中、生き延びたナワルはテロリストとなる。母の死後、母の故郷を訪れたジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン(マキシム・ゴーデット)は、その壮絶な道のりを都どり始める。自分たちはどのようにして生まれたのか?自分たちの父は誰なのか?自分たちの兄はどこにいるのか? ルーツを探す旅によって知り得た家族の歴史は、人と人が憎み合い殺し合う社会を映し出していた。覚悟をしていたつもりでも、知ってしまったショックを隠せないジャンヌとシモン。それでも、ナワルの根底に流れる母の愛が、子供たちを救い、子供たちを癒そうとする。その命が尽きた後にあっても。
原作は、レバノン出身、カナダ・ケベック在住の劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲。宗教が違っても、思想が違っても、戦わずに生きることができるはずなのに、なぜ私たちは同じ過ちを繰り返すのだろう。どうすれば、この連鎖を断ち切ることができるのだろう。ナワルが憎しみの連鎖を愛に置き換えたように、私たちにもできることがきっとあるはず、そう信じたい。(Mika Tanaka)
 
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ
出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット、
レミー・ジラール ほか
2010 年 /カナダ・フランス映画/131 分/原題:Incendies/日本語字幕:松浦美奈
 
Incendies de Denis Villeneuve avec Lubna Azabal, Melissa Désormeaux-Poulin, Maxim Gaudette, Rémy Girard; 2010, Canada, France, 131 min
 
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