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『裁かるゝジャンヌ』 La Passion de Jeanne d’Arc
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Crédits : © 1928 Gaumont

『裁かるゝジャンヌ』
パリの下院図書館に保管されている裁判記録。そこには、ジャンヌ・ダルクが異端審問によってどのように裁かれ、火刑に処されたかが克明に記録されている。デンマーク出身のカール・テオドア・ドライヤー監督は、その記録を忠実に再現し、フィルムにおさめた。描かれるのは、英雄としての華々しいジャンヌではない。拷問され、髪を切られ、大粒の涙を流すジャンヌだ。彼女を囲むのは、老練な神学者や法律家たち、その場に女性は1人もいない……どれだけ苦しく、どれだけ心細かったことだろう。無声映画でありながら、ジャンヌのすすり泣く声が聞こえ、ジャンヌを嘲笑う人々の声が聞こえてくる。「彼女は聖女だ」と言う若い神学者の反論にわずかな救いが見えても、すぐに大きな流れにかき消されてしまう。600年以上も前に生きた1人の少女が、「映画」を通して私たちに助けを求めてくるような、そんな距離の近さを感じるのはなぜだろうか。
火刑台で見せるジャンヌ・ダルクの表情が、オルガンの音色とともに心に焼き付いて離れない。「信仰」という言葉と対になるのは、「強さ」ではなく「健気さ」なのだと知る。(Mika Tanaka)
 
監督・脚本・編集:カール・テオドア・ドライヤー
出演:ルネ・ファルコネッティ、アントナン・アルトー
1928 年/フランス/モノクロ/スタンダード/ステレオ/97 分 【伴奏音楽】作曲・演奏・録音:カロル・モサコフスキ(オルガン奏者)/2016 年
 
La Passion de Jeanne d’Arc de Carl Theodor Dreyer avec Renée Falconetti, Antonin Artaud, Michel Simon; 1928, France, N/B, muet
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