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La francophonie au Japon

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『クールベと海展 ― フランス近代 自然へのまなざし』
投稿日 2021年4月20日
最後に更新されたのは 2023年5月25日
 
ギュスターヴ・クールベ 《狩の獲物》1856-62年頃 油彩・カンヴァス 個人蔵

自然豊かなフランスの山あいで生まれ育ったギュスターヴ・クールベ(1819−1877)。22歳になるまで海を見たことのなかった彼にとって、「海」とはどんな存在だったのだろう?「海を描く」とは何を意味したのだろう?
 本展では、クールベにとっての「海」を読み解いていくかのように、他の画家たちが描いた「海」が広がる。海の上に広がるダイナミックな空や雲が印象的なブーダン。モネは光への憧憬をきらめく海面に託す。ミレーは、生まれ故郷から見える海を描き、シスレーの遺作となった海は、透明感のある優しい色合いだ。そしてクールベは……パリ・コミューンに参加したために投獄され、財産を差し押さえられスイスへ亡命するという激動の人生を思うと、彼の描いた荒々しい波が特別な意味を帯びてくる。クールベは、当時の画家たちの王道であるエコール・デ・ボザール(国立美術学校)に通わず、ルーヴル美術館の古典絵画をひたすら模写することで技法を習得した。「自分の道を行く」生き方の尊さもまた、彼の作品の魅力なのかもしれない。(Mika Tanaka)
 
<展覧会概要>
 
パナソニック 汐留美術館
2021年4月10日(土)~6月13日(日)
休館日:毎週水曜日(ただし5月5日は開館)
開館時間:10:00〜18:00 
※予約優先制
※6月4日(金)は夜間開館 午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで
入館料:一般1,000円 65歳以上900円 大学生700円 中・高校生500円 
小学生以下無料 障がい者手帳を提示の場合、付添者1名まで無料
 
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
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<応募方法>
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質問 「Quel est le prénom du peintre Courbet?」
 
締め切りは2021年4月26日(月)、正午です。
 
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